くらし 密着! 春日部市消防本部 守りの最前線は、わたしたちの暮らしの中に
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県春日部市
- 広報紙名 : 広報かすかべ 2026年2月号
冬は空気が乾燥し、火災が起こりやすい季節。市では前年より火災発生件数が増加しています。いざというときに素早く現場に駆けつける、消防本部の活動に密着しました。
・春日部市の火災発生件数は82件(令和7年中)
約4日に1件の割合で火災が発生しています。
■MISSION1(ミッションワン) 火災に備えた訓練を目撃せよ
○いざというときのために日々の鍛錬が欠かせない
消防士は、火を消す消防隊、人を助け出す救助隊、救命処置をする救急隊に分かれていて、連携しながら活動にあたっています。出動がない場合でも、車両や資機材の点検や訓練を欠かしません。災害はいつ発生するかわからないため、有事の際に人や家財を守れるよう、平時から備えておくことが大切です。
例えば、放水で使うホースの長さは1本20メートル。3~4本つなげて使用します。充水したホースは1本60キログラム以上!火災の被害を最小限に抑えるため、1秒でも早く放水できるように繰り返し訓練しています。こうした日々の積み重ねが、いざというときに発揮されるのです。
■MISSION2(ツー) 隊員の思いに迫れ
○私たちの本当の願いは、火災による被害がなくなること
火災だけでなく交通事故や水難事故など多様な災害に備え、日々訓練を重ねています。現場で大切にしているのは、どんな状況でも「安全・確実・迅速」に動くこと。救助を待つ人の不安に寄り添うことも大事にしています。
私が消防士を志したのは、高校生の頃に東日本大震災を経験し、そして大学時代に火災現場で消火活動や救助にあたる隊員の姿を偶然目にしたことがきっかけです。「困っている人のもとへ真っ先に駆けつけたい」という思いで、この道を選びました。
火災現場は教科書通りではありません。訓練後の検討は、経験豊富な隊員から救助技術や消火戦術の立て方を学ぶ大事な機会。目標とする上司の背中を追いながら、より安全で確実な救出ができるよう日々励んでいます。
現場の隊員が注目されがちですが、消防は連携が重要な“ワンチーム”。車両や装備の点検、火災予防の啓発など多くの努力が積み重なって被害のない1日につながります。市民の皆さんもチームの一員。防火意識が火災を防ぐ重要な力です!
■MISSION3(スリー) 自分の行動で火災を防げ
家の中の火災につながりやすい場所を点検してみよう
○ストーブの周りに置いた洗濯物やカーテン
ストーブの近くで乾かしていた洗濯物が落下、発火の原因に。
○たこ足配線のコンセント
破損や劣化したコードのショートや過電流、たまったほこりも出火原因に。
○寝たばこ
たばこを吸ってリラックス、火を始末する前に寝落ち…火災の原因に。
○住宅用火災警報器を設置していない
定期的な点検をしていない場合も、いざというときに警報が鳴らないかも。
○火をつけたままのコンロ
料理中に電話がかかってきて、離れている間に火災が発生することも。
○窓の近くに置いた水槽
窓辺に置いた水槽の水が太陽光を集め、可燃物に当たると発火することも。
○家の周りに置いた燃えやすいもの
実は放火は火災原因の上位。可燃物の放置は放火や延焼につながる恐れが。
◆1つでも当てはまった人は要注意!
今すぐできることから始めよう
火災のリスクは身近な場所に潜んでいます。どこに危険があるのか、家の中を見渡してみましょう。見逃していたポイントがありませんか。知識を身に付けて「知らなかった」から「備えて安心」へ意識を高めることが大事です。
・寝たばこは絶対にしない・させない
・コンロから離れるときは火を消す
・火の近くに燃えやすいものを置かない
・モバイルバッテリーは適正に利用する
・コンセントはほこりを掃除し、不必要なプラグを抜く
・住宅用火災警報器を設置・点検する
■『防火かすかべ』を配布しています
火災予防に必要な情報、知識をまとめたポケットサイズのリーフレットを消防本部で配布しています。日頃から火災予防の知識を身に付け、いざというときに備えましょう。
→市WEBで公開中
■春季全国火災予防運動
3/1(日)~7(土)の期間中、消防車両で市内を巡回しながら火災予防を呼びかけています。アナウンスが聞こえたら、自宅の中を見渡して出火の恐れのある箇所を点検してみてください。
→詳しくは4面へ
問合せ:消防本部総務課
【電話】048-738-3111
