くらし みんなで考えてみよう、環境のこと 脱炭素のススメ

2050年ゼロカーボンへ!!
6月は環境月間!

現在、世界で問題になっている温暖化。二酸化炭素(CO2(シーオーツー))などの温室効果ガスの増加による温暖化は、大雨や台風など深刻な自然災害をもたらす恐れも。温暖化を防ぐためには、CO2を減らす「脱炭素」の取り組みが必要です。では、実際には何をしたらいいのでしょうか。今回は、皆さんが実践している脱炭素の取り組みについて、事前アンケートで聞いてみました。

意外と身近な脱炭素の取り組み。
少しの工夫や習慣づけが温暖化を防ぐことにつながりますよ♪

■アンケートに答えてくれた人のデータ
調査方法:ウェブアンケートフォーム(3/17~31)でアンケートを実施。回答者数262人
・居住区の内訳
市内在住・在勤・在学者…97.3%(パーセント)
市外在住…2.7%
・年齢層の内訳
20代以下…4.2%
30代~40代…25.6%
50代~60代…51.5%
70代以上…18.7%

■STEP1 減らして脱炭素
限りある資源のために、過剰な消費を減らすことも脱炭素の取り組みのひとつ。環境に配慮した行動が、節約につながることも。
→ちょっとの工夫で差がつくんだね!

◆地産地消で輸送エネルギーと食品廃棄を減らす
地元で作られた新鮮な農産物を選ぶことで、輸送のためのエネルギーや、食品の廃棄を減らすことができます。作り手の顔が見えるなど買う側にとってもいいことたくさん♪

○アンケートで寄せられた意見
・市役所で行うマルシェでは新鮮な農産物が買えます
・無人販売は、使い切りやすい量の農産物を安く購入できるので、助かります

◆マイボトルやマイバッグの持参で余分な消費を減らす
ペットボトルは製造・廃棄・リサイクルの過程でCO2などの温室効果ガスが発生します。マイボトルに変えることで、CO2の削減にもつながります。

○アンケートで寄せられた意見
・マイボトルを使うようになって、ペットボトル飲料を買う頻度が減りました
・風呂敷を携帯。膝掛けにもできるし、買い物したときにはどんな大きさの袋にもなり便利です

■STEP2 選んで脱炭素
日常にあるたくさんの選択肢。なんとなく選んでいることでも、選択次第で脱炭素につながることがあります。あなたの普段の生活に近いのはどちらですか?
→私はどっちだろう?

1.宅配便を受け取るときは?
(A)置き配
不在時でも玄関先など指定した場所に荷物を置いてくれる「置き配」を選ぶ
(B)再配達
受け取れなかった場合は都度「再配達」を依頼する

○皆さんの答えは
(A)74.4%
感染対策、詐欺の予防にもなるから置き配にしています
or(オア)
(B)25.6%
置き配は利用していませんが、必ず在宅時間に配達してもらえるようにしています

より脱炭素なのは…(A)
宅配便を利用する人が増える一方、再配達も増加しています。「置き配」や「時間指定」を選ぶことで、CO2の削減につながるだけでなく、ドライバーの負担も減らせます。

2.電気事業者について
(A)再生可能エネルギー※
再生可能エネルギーに力を入れている電気事業者を選ぶ
or
(B)安いプラン
キャンペーンなどで安いプランを提示している電気事業者を選ぶ
※再生可能エネルギー…太陽光や風力など、自然の力で得られるエネルギーのこと

○皆さんの答えは
(A)33.2%
持ち運びが可能なソーラーパネルを購入し、携帯電話を充電しています
or
(B)66.8%
再生可能エネルギーを扱う事業者は地域的に対象外でした。もっと手軽に選べるようになれば…

より脱炭素なのは…(A)
再生可能エネルギーは、CO2排出量が抑えられるだけでなく、エネルギー自給率向上などにもつながります。100%再生可能エネルギーで発電された電気を提供するプランを扱っている電気事業者もあります。

■太陽光発電設備・蓄電池設置のための補助金
令和7年度は、環境省の地域脱炭素移行・再エネ推進交付金(重点対策加速化事業)を財源として、個人住宅における太陽光発電設備・蓄電池の設置に対する補助事業を実施しています。
→詳しくは市WEBで

3.あなたのライフスタイルは?
(A)思いついたとき
思いついたときになんとなくエコだと思う取り組みをする
or
(B)継続する
自分のライフスタイルの範囲でできる取り組みを継続する

○皆さんの答えは
(A)24%
賞味期限内に食べ切ることができる量を買うようにしています
(B)76%
リサイクルできるもの、自然に分解されるものなどを選んで購入しています

より脱炭素なのは…(B)
どんな取り組みも、続けることが大事です。私たちの次の世代も安心して暮らせるように、脱炭素な取り組みを、できることから生活に取り入れてみませんか。

■市も脱炭素に取り組んでいます
市は、2050年に二酸化炭素排出量を実質ゼロにすることを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」をしています。市役所本庁舎は、4月からエネルギー由来のCO2排出量ゼロを達成しています。引き続き、公用車への電気自動車の導入、照明のLED化などを進めていきます。

■できることからコツコツ実践
「エコアクション」
環境に配慮した生活を少しでも取り入れられるよう、簡単なチェックシートを使って、エコライフを体験してみませんか。どのくらいCO2が削減できるか計算できます。