文化 かすかべ 今昔絵巻

◆116 憩いの広場 古利根公園橋の完成
41年前の1984年(昭和59年)11月、古利根川に架かる新町橋(しんまちばし)と春日橋(かすがばし)の間に、「古利根公園橋」が完成しました。
主要部分の橋を埼玉県、公園となる部分の橋を市が造った全国的にも珍しい橋でした。
同月24日と25日、市は「古利根公園橋」の完成を祝い、パレードやテープカット、三世代の夫婦を先頭にした渡り初め、御輿(みこし)の練り歩き、いかだ下り、ブロンズ像の除幕式、ミニSL、市民吹奏楽団やアマチュアバンドのコンサートなど盛りだくさんの記念行事を開催しました。
この年は旧春日部市の30周年の記念の年にあたり、周年事業として、春日部駅西口ロータリーのケヤキの植樹も同時に行われました(今も記念碑が立っています)。
また、この時にケーキで製作された古利根公園橋の模型は、今も教育センターに展示されています。模型の背面には、製作者が、古利根川の思い出や新しく完成した古利根公園橋への思いを「うれしくて、うれしくて」(部分抜粋)と記したものがあり、完成当時からとても愛されていた橋であることを物語っています。
2016年(平成28年)3月には、LED照明によるライトアップなども施され、現在も市を代表する景観として、そして市民の憩いの広場として、親しまれ続けています。

問合せ:文化財課
【電話】048-739-6811