- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県狭山市
- 広報紙名 : 広報さやま 2025年5月号
3月27日(木)、入曽のまちびらきに伴い、記念式典と記念イベントが開催されました。多くの方々の協力を得て、ついに迎えたこの日。ステージ発表や市内のお店による出店など、市にゆかりのある方々が新たな町の門出を祝い、会場を盛り上げました。
■市長式辞(一部抜粋)
本日、ここに「入曽駅周辺整備事業まちびらき式典」が盛大に挙行できますことを心から厚く御礼を申し上げます。平成30年の基本計画策定以来、約7年の歳月を経て、本日を迎えることができました。私からは3つの感謝について申し上げます。
1つ目は「地域の声」です。私が就任した当初、本市は人口減少、地域経済の活性化が大きな課題であり、特にその象徴であったのが入曽地区でした。「あきらめない」という私の思いを地権者の皆さまや地域の皆さまにご理解いただき「もう一度、入曽を元気に」との力強い後押しをしていただき、たどり着くことができました。地権者の皆さま、地域の皆さま本当にありがとうございます。
2つ目は「地域の声を実現する力」です。本事業は約半世紀もの間、本市の最重要課題の一つであり、歴代市長の下で幾度もの計画が立ち上がり、その度に断念をしてきた歴史があります。多くの課題を一つ一つ丁寧に、着実に実現可能な形へと結び付けた職員の存在に心から感謝をしたいと思います。
3つ目は、この事業を最後まで諦めなかった第5代狭山市長・仲川幸成さんに感謝を申し上げます。仲川さんは生まれ育ったこの町を自らの力をもって、活力あふれるものにしたいと願い、汗をかいた方でした。私が本事業について「あきらめない」と決めることができたのも、入曽駅周辺整備事業について、私に一つの道筋を教えてくださったおかげです。私は仲川さんに示していただいた道筋を光とし、多くの関係者とともに歩み、ここに立ち、この日を迎えることができました。本当にありがとうございます。
6年度は市制施行70周年の記念すべき年でありました。また、3月21日には入曽駅が開業してから130年を迎え、ちょうどこの日に「そよら入曽駅前」のグランドオープンという誕生日プレゼントも頂きました。大切な節目が重なり、本事業が完成の運びとなったのは、目に見えない何かの力に助けていただいたおかげだと思います。
結びになりますが、駅は誰かの終着点であり、誰かの出発点でもあります。本事業はこれで完了いたしますが、今日という日は決して終着点ではありません。今日から新たな出発点に立ち、新たな物語を始めるのです。本事業を契機として、この町が大いなる発展を遂げるよう「ともに未来へ」進んでいきましょう。
問合せ:市街地整備課へ
【電話】2941-6839