- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県鴻巣市
- 広報紙名 : 広報こうのす「かがやき」 令和8年1月号
■コウノトリのくちばし
新しい年が始まりました。昨年は、コウノトリ野生復帰センターで初めてのヒナが誕生するという嬉しいニュースがありました。どうぞ今年も、コウノトリ野生復帰センターの「空」と「花」を温かく見守っていただきますよう、よろしくお願いいたします。
冬の寒さが一段と厳しくなってきましたが、ふと空と花を見ていると、写真のような姿をしていることがあります。実はこの行動には理由があり、ふさふさの羽毛で自分のくちばしを温めているのです。黒くて立派なくちばしを持つコウノトリですが、くちばしにも寒さが伝わるため、冷え込む冬にはこうして寒さをしのいでいるのです。寒い時期ならではの、ちょっとした工夫ですね。
くちばしにまつわる話をもうひとつ。コウノトリが赤ちゃんを運んでいる姿を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。このイメージにちなんで、人間の赤ちゃんに見られる生まれつきのあざを「コウノトリのくちばしの跡」と呼ぶことがあります。これは、うなじから頭の後ろにかけてよく見られる血管腫で、赤ちゃんを一生懸命くちばしで運んでいる様子を重ね合わせて、そんな呼び名がついたそうです。
赤ちゃんと言えば、コウノトリもそろそろ繁殖シーズンに入ります。この時期はセンターの開館時間が短くなり、空と花を見られる時間もいつもより限られていますが、元気なヒナの誕生を心待ちにしながら、温かく見守っていただければと思います。
