健康 健康情報コラム

■「歯を悪くしてしまう第三の要因!?」
越谷市歯科医師会 新越谷はるの歯科
八代 一貴(やしろ かずき)

歯はどうして悪くなってしまうのでしょうか?皆さんがご存知のように虫歯や歯周病で歯は悪くなってしまいますが、実はさらに別の要因でも歯は悪くなってしまいます。
その要因とは「力」です。13歳頃を目安にすべての歯が永久歯に生え変わり、一生涯その歯を使いますがそこには毎日たくさんの力が加わります。ご飯を食べるときはもちろん、部活やジムで歯を食いしばったり、睡眠時に歯ぎしりや食いしばりをしていたりします。これにより歯は徐々にすり減り、亀裂が入っていきます。
私達の目ではほとんど分からない程度のすり減りや亀裂ですが、そこから細菌が入ることで虫歯になってしまうことがあります。私は診療中に患者さんから「頑張って歯磨きをしているのになんで虫歯になってしまうのですか?」と質問を受けることがありますが、その時の回答の一つとして力が関係していることをお伝えしています。
では、力を予防することはできるのでしょうか?
歯にかかる力をすべて無くすということは難しいことだと思います。人の歯は永久歯に生え変わってから80年90年と使うものですので、少しずつすり減っていくことは間違いないでしょう。そのすり減りを少しでも減らすためにマウスピースを使ってもらうことが大事だと考えています。また、極力歯を削らないことも重要です。虫歯で削った歯は脆くなってしまうため、力がかかることにより欠けてしまうことがあるからです。
この様に力に対しての対応は極力歯を削らず、マウスピースにて保護する。これが重要だと考えております。
皆さん、ご自身の歯をよく観察してみてください。歯がすり減っていると感じた方はぜひ一度、歯科医院でマウスピースを作ってみてはいかがでしょうか。また、歯を極力削らないためにも、日頃から歯科医院へ検診に行くことをおすすめいたします。
「力」から歯を守り、より良い生活をお過ごしいただければと思います。