- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県坂戸市
- 広報紙名 : 広報さかど 2025年11月号
■大智寺(だいちじ)
◆60年以上輝き続けるアルミ本堂
石井にある龍護山(りゅうごさん)大智寺は、大同(だいどう)2年(807年)に開かれたとされ、現住職で50代目となる、入間三山の一つに数えられる有名なお寺です。境内には、徳川家に仕えて幕府の重職を歴任した黒川丹波守正直(くろかわたんばのかみまさなお)が葬られ、黒川家累代の墓は、埼玉県指定旧跡となっています。
◇日本最古のアルミ構造建築物
かつては、木造茅葺(かやぶ)き屋根の大本堂だったようですが、昭和32年(1957年)7月に落雷で焼失してしまいました。再建にあたり、先々代の住職が、雷に対して安全であることや人々が集える場所になることを望み、「軽くて丈夫」「さびが出にくい」などの長所を持つアルミで建築することになり、昭和37年(1962年)から設計が始まりました。当時、アルミは建築基準法で建物の構造材として認められていませんでしたが、官民一体となって実験を重ねて認定を取得し、昭和39年(1964年)8月に完成しました。60年以上経過した今でも現存する日本最古のアルミ構造建築物として美しい姿を保ち続けています。
◇12年に一度の御開帳
大智寺の門前には、仏の智慧(ちえ)を司(つかさど)る菩薩(ぼさつ)である文殊(もんじゅ)菩薩を安置する文殊堂があります。この文殊菩薩像は秘仏(ひぶつ)で、卯年(うどし)の4月が御開帳のため、次に拝観できるのは、令和12年4月ですが、文殊菩薩は学問の神様として信仰されていることから毎年受験シーズンには、多くの受験生が合格祈願に訪れます。プロ野球の連続無失点記録保持者の石井大智投手にあやかって(石井)大智寺に試験の無失点祈願に訪れてみてはいかがでしょうか。
所在地:石井2331
問合せ:歴史民俗資料館
【電話】049-284-1052
