- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県幸手市
- 広報紙名 : 広報さって 2025年(令和7年)5月号
■「男女共同参画」の一層の推進を!(避難所運営を例に)
幸手市長 木村純夫
かつて、大正・昭和時代に、女性の権利獲得に奔走した活動家の「平塚らいてう(ひらつか らいちょう)」は「元始、女性は太陽であった」と喝破しました。
さて、去る1月18日に長倉小学校で行われた本市初めての避難所開設に特化した訓練は、一定の成果がありましたが、女性の参加が極少数でした。要因の一つとして、普段からの地域(防災)活動への女性参加が少ないことが上げられます。何故、女性の参加が不可欠かと言えば、災害時の避難所で、様々な分野で女性の発想・工夫・視点がとても大切だからです。大規模災害時対応が喫緊の課題である今、是非とも女性を含め多くの方が地域活動に参加されるよう切にお願いいたします。
「本当の男女共同参画社会とは、女性・男性と表現されずに、一人の人間が自然に生きていける社会」です。言い換えれば、ジェンダー平等は、社会での活動を促進し、地域の活性化につながります。