くらし ふじみ野市の「縁の下の力持ち」-自治組織の活動紹介-
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- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県ふじみ野市
- 広報紙名 : 市報ふじみ野 令和8年2月号
現在、ふじみ野市には、58の自治組織があります。
住民相互の親睦を深めることのほか、より良い地域づくりのために日々活動している自治組織の取り組みを紹介します。
◆自治組織とは?
自治組織(町会・自治会・町内会)は、ある一定の地域に暮らす人たちで作られた組織で、誰でも加入することができます。
自分が暮らす地域を眺めてみると、日常的に防犯パトロールや環境美化活動、夏祭りなどに取り組み、地域のために自治組織の皆さんが活躍されています。
まさに、自治組織の活動が、地域を支える「縁の下の力持ち」となっています。現在、ふじみ野市には58の自治組織があり、各自治組織が工夫して、住みよい地域づくりのために活動しています。ぜひ、自治組織の活動に目を向けてみてはいかがでしょうか。
◆自治組織の活動が住みよい地域づくりにつながる
日常の生活の中には、一人で解決できないことがあります。例えば、「近くに子どもが遊べる場所がない」「通学路に危ない箇所がある」「近くに暮らす人たちで交流を図りたい」などといった地域のお悩みごとや相談も、一緒に考え、解決へ向けて取り組んでくれるのが自治組織です。
今回は、「縁の下の力持ち」である自治組織の活動をもっと知ってもらおうという思いから、活動事例を3つ紹介します。
◆CASE01 つるっこ秋祭りwithスポーツフェスティバル
鶴ケ岡一丁目町会
鶴ケ岡二丁目町会
鶴ケ岡三丁目町会
鶴ケ岡四丁目町会
亀居町会
緑ケ丘地区町会
七彩の街町会
『地域を笑顔に-みんなで地域を盛り上げる-』
▽つるっこ秋祭り
つるっこ秋祭りを7町会合同で始めたのは2年前。それまでは個々の町会でお祭りを開催していましたが、それぞれでやるより主催者側も参加者側の人も多く集まり、補助金もまとめて効果的に使えることから合同で開催することに。「実際にやってみると主催者側も人手がたくさんあって合同でやるメリットは大きかった」そう話すのは鶴ケ岡四丁目町会の笹目(ささめ)会長と七彩の街町会の樂山(らくやま)会長です。
合同開催2回目となる今年度は、子ども神輿(みこし)、盆踊り、キッチンカーなどに加えて、小学生とその父兄にテント、中学生にステージをそれぞれ提供して自分たちで考えた企画や、プロのサクソフォン奏者を招いて演奏を披露してもらうなど更に充実した内容に。参加自治組織がそれぞれ購入した色とりどりのティラノザウルスの着ぐるみが会場を駆け巡り、ボランティアで協力してくれたホンダ学園と大井東中学校の生徒さん達も一緒にお祭りを盛り上げてくれました。
▽スポーツフェスティバル
さらに、今回初めての試みとして、これまで7町会合同で開催していたスポーツフェスティバルをお祭りと同時に体育館で開催することに。インストラクターが見守る中、参加者はボッチャ、モルック、バブルボールなどを楽しみ、会場は笑顔と熱気で溢れていました。
2人の会長は、「お祭りでは自治組織に加入している人にキッチンカーなどで使えるクーポン券と抽選券を配布して楽しんでもらいました。自治組織に加入していなくても参加できますが、お祭りをきっかけに加入してくれたり、昨年小学校を卒業した子が思い出に残ることとしてつるっこ秋祭りを挙げてくれたのは嬉しかったですね。子どもたちはそのうち大きくなって地域を離れていきますが、ゆくゆくはこの地域に戻ってきてもらいたい。あの地域は良かったね、ここは自分の故郷だという気持ちを常に心に持っていてもらいたいですね。楽しかったというお祭りの思い出がそのきっかけになれば良いと思う。自治組織の活動も、会員になりませんかというよりは、地域を盛り上げる仲間になりませんかという発想もありでいいかなと思っています」と話してくれました。
○市民スポーツフェスティバル
市民スポーツフェスティバルは、自治組織で実行委員会を組織し、スポーツの振興と健康増進を図り、地域コミュニティをより一層深めることを目的として、毎年開催されています。
令和6年度は市内全域の自治組織が初めて一堂に会し、4年に一度(オリンピック開催年)のオールふじみ野市民スポーツフェスティバルが開催され大盛況でした。令和7年度は市内各所で開催され、子どもから大人まで競技を楽しみながら親睦を深めました。
◆CASE02 敬老の日のお祝いand七夕まつり竹飾り
上福岡二丁目町内会
『人とつながる-温かい地域づくり-』
敬老の日のお祝いに地域の高齢者へ子どもたちのメッセージを添えて渡す、心温かな取り組みをしている上福岡二丁目町内会。昨年は、地域の小学生17人が心を込めて書いた手紙を93人の高齢者の元へ届けました。「敬老の日には以前から高齢者の方に品物を差し上げていましたが、育成会と町内会の理事を兼ねている方から、子どもたちが手紙で地域の皆さんに言葉掛けをしたいという話があり、世代間交流にもなると思い始めました。地域の高齢者の方からは、手紙を自身の財布に入れて持ち歩いている、家で飾っているという声を聞いて、とても喜ばれているのを実感しました」そう話すのは上福岡二丁目町内会の武島(たけしま)会長です。
敬老の日のお祝いの他にも、上福岡七夕まつりの竹飾り製作やバス旅行、健康麻雀、カラオケなど、さまざまな場面で地域の人たちの交流の機会を設けています。また、避難訓練や秋祭り、ぴんしゃん体操は、会員でなくても、広く参加を呼び掛けています。
竹飾りの製作を始めて3年目となる昨年は、上福岡七夕まつり竹飾りコンクールで見事金賞を受賞。「町内会のご夫婦がアイディアを出して、7月に4回、延べ90人が製作に携わりました。子どもたちもたくさん参加して、製作しながら会話をして交流が生まれています。このような世代間交流の場で多くの人が顔見知りになって、地域の人たちとの間でつながりが生まれるといいですね」と話してくれました。
◆CASE03 会館貸出システムand地域美化活動
富士見台町内会
『デジタル化を促進-住みよい地域づくり-』
町内会の施設である富士見台会館の貸出システムの運用を本年度新たに開始した富士見台町内会。「これまでは、会館の利用方法が会員さんに浸透しておらず、利用者は限られていました。昨年度に会館の空調を新調し、Wi-Fi環境が整ったことで、より多くの会員さんに会館を利用してもらいたい、そのためには利用状況の見える化と手続きの簡素化を目指し、貸出システムを構築することにしました」そう話すのは富士見台町内会の三浦(みうら)会長です。スマートフォンやパソコンでグーグルカレンダーにアクセスすると会館の利用状況がすぐに確認でき、使いたいときはグーグルフォームから簡単に申請できるようにしました。学校の定期テスト前の勉強のため会館を利用している地域の中学生は、「これまでは図書館や商業施設などを利用していましたが、会館は静かで快適で、Wi-Fiが整っていて調べものをするのによく、お互いに教え合えるのも嬉しい」と話していました。
もう一つの新たな取り組みとして始めたのは、会員が自主的に行っている地域の美化活動を見える化する「SMART散歩」。道で拾ったゴミの種類や量、自宅の生ごみ処理容器「キエーロ」の生ごみ量をグーグルフォームから簡単に報告できるシステムになっています。
会館利用や地域の美化活動のデジタル化を通して、住みよい地域づくりを目指す取り組みを進めています。
紹介した事例は、自治組織の活動の一部です。他にも、毎日朝早くから登校する子どもたちにあいさつして見守ってくれる人たち、普段何げなく歩く道が季節を感じる花であふれ、暑い日も寒い日も欠かさずに花壇の手入れをしている人たち、地域のあらゆる場所で「人の存在」を感じられる活動が居心地の良いまちにつながっています。
昨年11月に大分県で起きた大規模火災では、高齢者へのサポートや声掛け避難など、地域のつながりが力を発揮し、人的被害が最小限に抑えられたと言われています。
◆自分の暮らすまちが過ごしやすくなるように
地域の「安全・安心」のまちづくりのために、自治組織が地域コミュニティを育んできました。この日々の活動が、身近な地域の人と人を結び、子どもたちの心に思い出として残り、そして、次の世代につながっていきます。
今回の特集を通じて、少しでも自治組織に関わる人たちの熱い思いを感じ、自治組織の活動に目を向けていただけたら幸いです。
◆自治組織連合会ホームページ
昨年より自治組織連合会のホームぺージを立ち上げました。自分の地域の活動やイベント情報を見ることができます。
◆自治組織に興味を持ったら
自治組織への加入は、二次元コードから申し込み、または協働推進課へご連絡ください。できるときにできることから一緒に取り組んでみませんか。
問合せ:協働推進課
(【電話】049・262・9016)
