健康健康・福祉・介護のひろば(1)

発行日 : 2025年12月01日
自治体名 : 埼玉県長瀞町
広報紙名 : 広報ながとろ令和7年12月号

■健康ばなし/お酒はほどほどが一番!
忘年会シーズンを迎え、お酒を飲む機会が増える時期になりました。飲み過ぎは体に悪影響を及ぼしますので、適量を心がけて正しく付き合っていきましょう。

▼長期の大量飲酒は悪影響をもたらす
長期にわたり大量の飲酒をすると、肝臓でアルコールが代謝される際に中性脂肪が蓄積し、脂肪肝や肝硬変などの肝臓障害が引き起こされます。
しかし、お酒が悪影響を及ぼす臓器は肝臓だけではありません。糖尿病やすい炎などのすい臓の障害のほか、消化管、循環器系、脳、末梢神経障害など、全身の臓器におよび障害が現れます。さらに、アルコール依存症をきたすこともあります。
これらの臓器障害は自覚症状のないままに進行してしまうので、定期健診などで早期発見、早期治療を心がけましょう。

▼お酒の適量
厚生労働省では生活習慣病のリスクを高める飲酒量(1日あたりの平均純アルコール摂取量)を女性では20g以上、男性では40g以上としています。
純アルコール量20gとは下記の通りです。なお、アルコール度数(%)は一般的な目安です。

▽ビール
度数：5%
量：約500ミリリットル

▽日本酒
度数：15%
量：約180ミリリットル

▽缶チューハイ
度数：5%
量：約500ミリリットル
度数：7%
量：約350ミリリットル

▽ワイン
度数：14%
量：約180ミリリットル

▽ウイスキー
度数：43%
量：約60ミリリットル

▽焼酎
度数：25%
量：約110ミリリットル

▽要注意
ストロング缶系のお酒…度数9%
350ミリリットル飲むとアルコールは25g
※1缶だけで20gを超えます
500ミリリットル飲むとアルコールは36g
※1缶だけでほぼ40gに達します

生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している人は、毎日の飲酒状況を記録して、飲み方を振り返るのも有効です。なにより、生活習慣病のリスクを高めない量を心がけるとともに、週に1～2日は飲酒しない日を設けることが大切です。

問合せ：健康こども課健康づくり担当
【電話】66・3111(内線132、133)

■やってみよう!ストレッチ(3)
両手を組んで胸の前で前方に伸ばし、背中を丸くして、背中の筋肉を伸ばす。視線は下向きで。

▽(3)背中
・大きなボールを抱え込むようなイメージ。
・視線はおへそを覗き込む感じ。
・背中を丸めながら腕を伸ばす。