- 発行日 :
- 自治体名 : 埼玉県長瀞町
- 広報紙名 : 広報ながとろ 令和7年9月号
去る6月29日の町長選挙におきまして、多くの町民の皆様から力強い御支援を賜り、7月29日付で第12代の長瀞町長に就任いたしました。心より感謝申し上げます。
私は、国指定名勝及び天然記念物「長瀞」に指定された岩畳を中心とした渓谷、寳登山神社、川下り、ハイキングコース、そして桜や紅葉、ロウバイなど、四季の移ろいを身近に感じることができるこの美しい長瀞町に生まれ育ちました。この愛するふるさと長瀞を「住んでいてよかった町」「住んでみたい町」としていくため、これから全力を尽くしてまいります。
就任にあたり、私は「町民の皆様と声と心のキャッチボール」を大切にし、町民の方々との「地域ミーティング」を開催いたします。町民の皆様と膝を交えた対話の中から、次の4つの政策を推進してまいります。
1.すべての町民の皆様を支援する政策
国や県には様々な市町村への国庫補助や県費補助があります。財政の厳しい長瀞町では、様々な補助金や制度を洗い出し、最大限に活用することが急務です。赤ちゃんから高齢者まで活用できる支援策を整備し、あらゆる世代の暮らしを支えてまいります。
2.教育の充実
修学旅行費の無償化や小中一貫教育の早期実現を目指します。未来を担う子供たちが「長瀞町が大好きだ」と思えるような教育環境を整えてまいります。
3.定住移住促進、企業誘致について
地盤が強く水害に強い長瀞町の特性を活かし、中小企業の移転や倉庫の誘致を進めます。また住みよい町として定住促進にも積極的に取り組んでまいります。
4.観光地・長瀞のバージョンアップ
観光に関わる皆様の御尽力により、長瀞町は近年多くのメディアに取り上げられています。こうした機会を活かし、天下の勝地「長瀞」を更にアピールするとともに、長瀞駅周辺をより一層整備していきます。また、旧長瀞第二小学校跡地を中心とした樋口地域の活性化にも努めてまいります。
人口減少や少子高齢化の進行など、町政を取り巻く環境は依然として厳しい状況にありますが、これまでの42年間の行政経験、そして4年間の団体職員等の経験を活かし、一歩一歩着実に課題を解決してまいります。
大好きな長瀞町が、笑顔・元気・挨拶で活気ある町になるよう、前向きに取り組んでまいります。
町民の皆様から御意見、御提案をぜひお聞かせください。
今後とも町政への御理解と御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げ、就任のごあいさつとさせていただきます。