文化 千葉開府 900年への道

■「十一、千葉の親子三代夏祭りのはじまり」
8月16日(土曜日)・17日(日曜日)に今年も「千葉の親子三代夏祭り」が開催されます。〝親・子・孫の三世代で楽しめるように〟という思いで名付けられた千葉の親子三代夏祭りは、今年で開催50回目を迎えます。
千葉市の風物詩として広く市民の皆さんの心に定着しているこの夏祭りは、いつ、どのようにして始まったのでしょうか。
戦後の経済成長と人口増加の中の1976年、「知ろう 愛そう つくろう郷土千葉」をテーマに、千葉開府850年記念事業が行われました。歴史を振り返り、未来に残したいものや「市としてあるべき姿」を目指して記念式典や記念パレードなどさまざまな事業が行われるなか、〝新しい千葉の顔をつくろう〟という市民自らの試みとして「第一回千葉の親子三代夏祭り」は開催されました。千葉開府850年をきっかけに、現在にも続く伝統行事が始まったのです。
来年迎える千葉開府900年を祝う記念事業も、この歴史的な節目を迎える喜びを皆さんと分かち合うため、さまざまな取り組みを行います。その先の千葉開府1000年を見据え、千葉の親子三代夏祭りのように伝統として受け継がれ、豊かな未来につながる取り組みとなるように進めて行きます。多くの皆さんに千葉開府900年記念事業に参加いただきたいと思います。