くらし 市長メッセージ(第47号) 神谷 俊一

芸術の秋である11月、千葉市の歴史、文化などの魅力を感じられる機会が充実します。千葉国際芸術祭2025の集中展示・発表期間は24日まで。日常の仕事や生活の場に、新たな価値が生まれています。市民参加で創り上げてきたアーツフィールドのおすすめルートを公開しましたので、地域の持つ魅力を改めて見つけてみてください〔本紙9面〕。郷土博物館が8日にリニューアルオープンします。「陸と海・人とモノを結ぶ「千葉」」をテーマに、「原始・古代」から「近現代」まで千葉市の歴史を通史で学べる施設に生まれ変わります。千葉氏については、鎌倉幕府創設に貢献した千葉常胤の活躍や本拠とした中世千葉のまちなみなどを展示し、理解を深められる内容とするほか、土器に触れられる展示や近代の海岸に関する映像コーナーなど体験型展示を充実しました。まちの変遷を学び、未来の千葉市に想いを馳せてみてはいかがでしょうか〔本紙2面〕。千葉市美術館は3日に開館30周年を迎えます。浮世絵や現代美術、房総ゆかりの作品などを収集の柱としていますが、今年は年間を通じて、収集作品をテーマ毎に紹介するとともに、市美術館の軌跡をアートとの関わり方をとおして振り返りながら、未来につなぐ企画展を展開しています。1日からは、明治から現代までの千葉市という「場」をテーマに「千葉美術散歩」を開催しますので、是非お出かけください〔本紙22面〕。来年はいよいよ千葉開府900年。千葉市の魅力を改めて感じていただいた上で、この節目を起点として、900年の歴史を受け継ぎ、地域のちからを未来につなげてまいりましょう。