くらし 令和7年度 松戸市の予算(1)

予算書・予算の概要は行政資料センターで閲覧できます。
予算の概要は市ホームページでも公開しています。

■当初予算
予算の規模は全体で、3,781億3,696万円、前年度比3.8%増となりました。このうち、一般会計予算の総額は過去最大となる1,949億8,000万円で、前年度比6.0%増となりました。

■主な事業
令和7年度は、1学期の市立小・中学校給食費の完全無償化、妊娠期から子育て期まで切れ目のない両立支援、まちの再生・リニューアルなどの予算を計上しています。

◆子育て・教育・文化を軸とした都市ブランドづくり
▽子育て世帯への支援経費……9億6,602万円
物価高騰対策として、市立小・中学校給食費の完全無償化、私立小中学校等就学者や長期欠席の児童・生徒への昼食費支援、第2子・第3子以降の幼稚園・保育園児の給食費支援を、それぞれ1学期に実施します。また、9月から第3子以降の保育料完全無償化を実施します。

▽始業前の児童見守り関係経費……4,235万円
「小学1年生の壁対策」のひとつとして、朝の居場所づくりと教職員の負担軽減を図るため、全市立小学校で始業前の児童への見守りを実施します。

▽体育館の空調設備の整備関係経費……96億5,327万円
熱中症対策や地域の避難場所の施設環境改善のため、全市立小・中学校を含む全ての体育館(避難所)に空調設備を設置します。

▽双子などの多胎児を養育する家庭への支援経費……646万円
ベビーカー購入費用の一部補助や、乳幼児健診・予防接種などへの移動に利用したタクシー料金の一部助成などを実施します。

◆誰もがいきいきと暮らせるまちづくり
▽加齢性難聴者への支援関係経費……358万円
補聴器購入費の一部助成を含めた難聴の早期発見・早期受診などの一体的な対策を実施します。

▽乳幼児インフルエンザ予防接種・帯状疱疹(ほうしん)ワクチン接種経費……3,506万円
住民税非課税世帯の未就学児を対象に、インフルエンザ予防接種費用の一部を助成します。また、帯状疱疹の予防接種が定期接種となるため、任意接種の対象者を変更し、新たな費用助成を実施します。

◆居心地の良い魅力的なまちづくり
▽新拠点ゾーンまちづくり関連経費……6億321万円
整備事業などを実施し、松戸駅周辺地域の活性化に向けたまちづくりを進めます。

▽新松戸駅東側地区のまちづくり関連経費……15億4,558万円
土地区画整理事業などを実施し、新松戸駅東側地区の活性化に向けたまちづくりを進めます。

▽北小金地域のまちづくり関連経費……7億9,800万円
市街地再開発事業や今後の整備に向けた検討事業などを実施し、北小金駅周辺地域の活性化に向けたまちづくりを進めます。

▽常盤平地域のまちづくり関連経費……6,500万円
地域の魅力を活かしたまちづくりに向け、UR都市機構と連携・協力して、地域の声を聞きながら具体的なまちづくりを検討します。

▽自動運転車両の実証調査を実施……1億5,000万円
常盤平エリアでの走行特性や人・交通に与える影響を踏まえ、実用性・社会的受容性を検証します。

◆地域経済が活力にあふれ、自分らしく働けるまちづくり
▽中小企業経営関係業務……6,956万円
創業相談窓口「松戸スタートアップオフィス」と、経営相談窓口の松戸ビジネスサポートセンター「ビジまど」の連携強化や、デジタル化の取り組みへの補助など、市内事業者への支援を実施します。

◆安全・安心して暮らせるまちづくりなどの施策
▽松戸駅周辺の客引き行為防止……3,061万円
街頭巡回の指導・監視・見守り体制をより一層強化し、安全・安心な環境を整備します。

◆人と環境にやさしいまちづくり
▽情報システム等活用事業……1,542万円
公共施設インターネット予約システムに、クレジットカードによるオンライン決済を導入し、「いつでも・どこでも」予約から支払いまでの一貫した手続きができるようになります。

▽IT活用計画推進事業……6,241万円
複数の行政サービスを「いつでも・どこでも」利用できる、メタバース技術を活用した仮想空間上の市役所「メタまーつ」の構築・導入や、書類を書く手間を減らすため「書かない窓口」を拡充するなど、市民サービスのさらなる向上に繋つなげます。

▽公共施設照明LED化事業……6,700万円
照明の一括LED化のため、既存照明の数や種類などを調査します。