くらし 市長メッセージ

笠井喜久雄

■~持続可能で発展し豊かなまちづくりを目指して~
市では現在、中長期的な視点に立った第6次総合計画、都市マスタープラン、地域福祉計画などの策定を市民参加により進めています。
白井市は、昭和39年に町(人口8,321人)になり、昭和54年に千葉ニュータウン入居開始に伴い人口が急増し、平成9年に人口5万人を突破、平成13年度に市となりました。
人口は平成30年をピーク(63,793人)に、以降年々減少し、令和7年10月末時点では61,767人となっています。
この要因は、子どもの出生数の減少など自然減によるものです。また、急速に高齢化が進行しているため、若者世代が減り年齢構成バランスが崩れてきていることや農業・商業・工業分野などの担い手不足が問題となっています。加えて、ニュータウン開発当時に整備した小中学校や公民館、コミュニティー施設のほか、文化センター、運動施設、道路など社会インフラの老朽化も進んでいます。
このようにさまざまな課題を抱えている中、将来を見据え、持続可能で発展し豊かなまちづくりを進めていくことが必要です。
私は、この難局を乗り越え、先人の努力により築いてこられたまちの魅力や価値を守りながら、さらに有効活用し、時代の波に対応した白井市を「オール白井」により築いていきたいと考えています。
そのための計画づくりに今取り組んでいますので、市民の皆様は自分事として捉え、将来の白井市を一緒に考えていただければ幸いです。
我が市は、都心から近い利便性、災害に強い地盤、日本有数の梨の産地、人に恵まれ地域コミュニティー活動が盛んなことなど、他のまちにはない好条件が整っていますので、この利点を生かしたまちづくりを進めてまいります。