- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県白井市
- 広報紙名 : 広報しろい 令和8年2月1日号
■ばらっぱまんじゅう
市の郷土食には何があるのか聞かれた時、真っ先に挙げられるのは「バラッパマンジュウ」です。バラッパマンジュウは、サルトリイバラの葉を敷いてせいろで蒸した小豆餡の入った小麦饅頭で、広く北総地域の家庭で作られていた郷土料理です。
サルトリイバラは落葉ツル性の植物で、その葉は「バラッパ」「ガラッパ」「マンジュウバ」と呼ばれます。昔は各地区のヤマ(山林)に自生していましたが、開発が進み山林も減っているので、今は手に入りづらくなっています。
バラッパマンジュウは日常的に食べられていたものではありません。昔は赤飯や餅と同じように、民俗学で「儀礼食」と呼ばれる非日常の特別な食べ物であり、ご馳走でした。市内では7月27日の「ニュウバシ」「ニイバシ」(新箸)で食したり、7月28日の印西市高西新田の阿夫利神社の祭礼にあわせて作りました。
昔は各農家で小麦を栽培しており、新暦の6月頃に収穫され、7月は干して粉にひいた新たな小麦を食べ始める時期に当たりました。新箸は千葉県から神奈川県にかけて広がる民俗行事で、神仏にうどんや饅頭といった小麦粉を使った食物を供え、茅(ススキ)の茎などから新しい箸を作り食する、小麦の収穫を祝う行事です。
バラッパマンジュウは今ではなかなか食す機会が無いですが、市内の各種イベントで限定販売されることがありますので、目にしたときは、ぜひご賞味ください。
問合せ:生涯学習課文化班
【電話】492-1123
