- 発行日 :
- 自治体名 : 千葉県香取市
- 広報紙名 : 広報かとり 令和8年1月号
香取市の地域力創造アドバイザー(※)を務める青山社中株式会社筆頭代表CEOである朝比奈一郎(あさひないちろう)氏へインタビューを行いました!
※地域力創造アドバイザー…総務省の地域人材ネットに登録された地域力創造のための外部専門家のこと
Q.自己紹介をお願いします!
日本の活性化を目指す青山社中株式会社の創業者・代表です。人材育成(始動者育成)、地域活性、政治家や政党・行政向けの政策作りなどをしています。地域活性では、複数の政令市から人口1万人以下の町まで、20以上の自治体でアドバイザーや会議の座長を務めてきました。以前は公務員(経産省で約14年勤務)でした。
Q.アドバイザー就任前後の香取市の印象を教えてください!
以前は伊能忠敬の出身地で佐原が有名という印象だけでした。ですが、実際に初めて訪問してみて、佐原や香取神宮、小見川などの歴史的景観の素晴らしさ、山田や栗源などの豊かな自然に感銘を受けました。
Q.香取市の地域経済活性化について、どのような可能性を感じていますか?
2N5Kと勝手に呼んでいますが、成田・農林畜産業(2N)と環境エネルギー・観光・広域連携(成田、多古、印西など)・教育・健康(5K)に可能性を感じています。特にサツマイモや米、豚、マッシュルーム、しょうゆ、農業系観光など「農と食」をベースとした稼ぐ力の強化が肝になる予感があります。
Q.職員向けの研修を実施いただきましたが、これからの自治体職員にどんな能力が求められると思いますか?
これまでの公務員は、ルール・ドリブン型、つまり、決まった所掌範囲の中で定型的な業務を執行するのが主な仕事でした。ただ、人口減少などの課題の増大と複雑化、そしてAIの登場による公務員の定型業務の代替の進展で、業務が大きく変わりつつあります。
あつれきを恐れず、自ら課題を発見して方向性を作る「始動力」(リーダーシップの正しい翻訳。指導力ではない)が求められており、ミッション・ドリブン型への移行が急務です。
Q.今後のアドバイザーとしての取り組みと市民へのメッセージをお願いします!
既に市民参加型のシンポジウムも実施させていただきましたが、そこでの市民の皆さまの議論を整理する形で、上記の2N5Kが出てきました。その深化・発展に努めたいです。
特に「農と食」「観光」を軸に、教育機能も拡充させて、人口の社会増や自然増を目指すべきだと考えます。再生可能エネルギーを軸とした地域電力会社も良い経営状態ですし、自然と食に溢れる豊かな田園都市・歴史的景観都市としてのブランドが確立できれば、広域連携や成田空港とのコラボも進み、健康増進に向けた動きにも拍車がかかります。
市民の皆さまが創る「懐かしくて新しい香取市」に向け、全力でサポートしたいと思います。
経歴:東京大学法学部卒業後、通商産業省(現経済産業省)入省。ハーバード大行政大学院修了。経済産業省ではエネルギー政策などに携わる。2003年「プロジェクトK(新しい霞が関を創る若手の会)」を立ち上げ、初代代表を務めた。2010年青山社中株式会社を設立。代表・CEOとして、さまざまな事業を展開している他、各方面向けの講演も多数実施。
問合せ:企画政策課
【電話】50-1206
