子育て 〈シリーズ NO.62〉子育てコラム

■子育てについて思うこと
家庭教育指導員 植草 年子
こどもまんなか社会というコンセプトを掲げ、こども家庭庁という部局が2年前に発足しました。
ここでは、すべての人が子どもや子育て中の方を応援するといった社会全体の意識改革を進めるものです。少子化が叫ばれている今、これからの将来を担う子どもをどうやって育てていくかは、とても大切なことです。
「児童の権利に関する条約」では、(1)子どもは命を守られ成長できること、(2)子どもにとって最良のことを行うこと、(3)子どもの意見を尊重すること、(4)差別の禁止(差別のないこと)と明記されています。
子育ての最終目的は、子どもが自立することです。親の手を離れて自分で生きていける大人になることです。今回は、私が今まで研修や講演会などで学んだことを記させていただきます。子育てのヒントになれば幸いです。

◆幼い頃から身につけておきたい習慣―「早寝・早起き・朝ごはん」の効果
早起きをするためには、夜早く寝ることが大事です。成長ホルモンは寝てすぐの深い眠りの時に分泌されるといわれているので、質のよい睡眠と成長は大きく関係しています。
そして「早寝・早起き・朝ごはん」が実践できている子どもは、生活習慣も全般に良好であること、自分に自信をもてる子が多いということです。つまり、自己肯定感が高い子どもになることにつながります。
子どもが健康で自信をもって成長していくためには、発達段階に合わせた適度な睡眠と「早寝・早起き・朝ごはん」がとても大切です。ぜひ、ご家庭において、「早寝・早起き・朝ごはん」をお薦めします。

◆家庭は子どもの安全基地
家庭は、子どもが頑張ったこと、嬉しかったこと、失敗したことなど何でも話せて自分をさらけ出せる安全基地でありたいものです。
そのためには、子どもの話をしっかりと聞いて、子どもの気持ちに寄り添いましょう。気をつけて欲しいのは、子どもが失敗した時のしかり方。感情に任せてしかることは、しつけとは違います。子どもの話を最後までしっかり聞き、どうしたら良かったのかを一緒に考えるのがよいと言われています。
また、兄弟姉妹と比べたり、友達と比較したりして、できない部分を責めるのはやめましょう。それが積もると子どもは「自分はだめな子どもなんだ」と思うようになり自分のことを好きになれません。それよりも、子どものよい所を見つけて褒めた方がさらに伸びるそうです。子どもは、皆よい子どもになりたいと思っています。だから認め、励まし、よい点をしっかり褒めましょう。
子どもの一番の願いを聞いてみると、どの年代の子どもでも「家族のみんなが楽しく過ごす」ことだということです。そんな当たり前のことが子どもの願いです。子どもが安心して過ごせるのは家族が笑顔で過ごせる家庭です。

◆自分を大切にしましょう
子どもが安心して育つためには保護者の心の安定も大事です。親がイライラしていると子どもに伝わります。子育ては大変なことが多いのですが、そんな時こそ自分の時間をつくり心を健康に保つことが大切です。忙しいとは思いますが、自分の楽しみを見つけ、リフレッシュできる時間をもつことも必要ではないでしょうか。保護者が穏やかな気持ちで子どもに接することが、よい影響を与えます。
そして、困りごとなどありましたら、いろいろな相談機関の窓口があります。悩まず相談機関を利用しましょう(山武市ホームページ「くらし・環境・税金」→「相談」→「相談窓口」→「健康・こども」内)。子どもが健やかに成長するために、今後さらに地域社会全体で子どもを育てていくことが求められていきます。地域や社会全体で子育てを応援していきましょう。
(参考 千葉県教育委員会 家庭教育の支援・「家庭教育手帳」)