くらし 町長Column-コラム-

先日、中学校のある部活動の外部指導者の方から「中学生の目がきらきらしている」「指導していて自分もやりがいを感じ、楽しい」ということをお聞きしました。
私も教員時代はテニス部の顧問として、放課後や休日も生徒たちと共にボールを打ち、喜びや感動を共有したり、困難を乗り越え成長した生徒の姿に心躍ったりしました。また部活動を通して挨拶や礼儀、対話力、仲間との絆など生徒たちの人間的成長も実感してきました。
しかし、急速に進む少子化や部活動の顧問不足、教員の働き方改革などから、学校内の人的・物的資源によって運営されてきた活動を広く地域に開き、地域全体で支えていくというコンセプトが国から示されました。地域全体で支えることによって新たな価値を創出し、より豊かで幅広い活動を可能とすることを目指しています。
多古町では以前よりゴルフ部をはじめ、さまざまな部活動で外部指導者のご支援・ご協力をいただいております。令和8年度からは改革実行期間として、すべての部活動で地域展開の取り組みを充実させることが国から求められています。部活動を地域で展開するには、参加する生徒とその保護者だけでなく、学校、地域の外部指導者、スポーツクラブ、民間企業の連携など香取地域全体の協力も不可欠です。
今後も「多古の子町の子みんなの子」を合言葉に、多古町の将来を担う子どもたちの成長を共に支えてまいりたいと思います。