健康 健康コラム

多古町の皆さま、こんにちは。
順天堂大学の澤龍一と申します。今年もコラムを書かせていただくことになりました。
さて、今年最初のコラムのテーマは「フレイル」です。
フレイルという言葉は、新聞やテレビなどで見聞きしたり、昨年のシニアパワーフェスタでの説明の中で聞かれたりした方もいるかもしれません。
フレイルとは、年を重ねるにつれて、体や心の働きが弱くなったり、人との交流が少なくなったりしている状態で、近い将来に介護が必要になるリスクが高いとされています。でも、早期に気づいて適切な対策をすれば、健康な状態に戻れる可能性があります。
次のようなサインがないか、チェックしてみましょう。1～2個チェックがつくとプレフレイル(フレイルの一歩手前)、3個以上でフレイルの可能性があります。
・6カ月間で体重が2～3kg減っている
・わけもなく疲れたような感じがする
・以前より歩くのが遅くなったと思う
・運動を週に1回もしていない
・5分前のことを思い出せない
昨年のシニアパワーフェスタでは、参加者の約半数の方がプレフレイルでした。この結果は、見た目には元気な方でもフレイルが隠れている可能性があることを示唆しています。フレイル予防の第一歩は、ご自身の状態を知ることです。そこで、今年もご自身の体力を測定し、フレイルチェックができるシニアパワーフェスタを9月に開催します!
測定会の詳しい日程や場所、参加方法については、次回のコラムでお知らせしますので、ぜひご覧ください。