健康 外来拡充のお知らせ/病院コラム

◆[外来拡充のお知らせ]「どうしよう・・・」と思ったら
お腹の症状が気になる方はもちろんのこと、「病院に行くのは気が引ける」、「どの科に行くのか分からない」という思いを抱えている方は、相談に行くつもりで気軽に受診してください。予約しなくても大丈夫です。
9月1日より 毎週月曜日 午後2時~4時30分まで
院長の片倉が担当します

◆[病院コラム]「低線量胸部CT検査をご存じですか」
文:国保多古中央病院 放射線科
日本人の部位別がん死亡数で肺がんは第1位(男性では第1位、女性では第2位)であり、早期発見が非常に重要です。自覚症状が出にくいため、気付いたときには進行しているケースも少なくありません。
低線量胸部CT検査は、肺病変(肺がん以外にも肺気腫や炎症など)を早期に発見するための画像検査です。検査自体は数秒〜10秒程度の息止めで終了し、痛みもなく簡単なものです。従来のレントゲン検査と比べて、肺の断面画像を撮影することで、レントゲン検査では見えにくい部分の病変や小さな病変も発見しやすくなっています。特に喫煙者や過去に喫煙歴がある方、受動喫煙の機会が多い方が推奨されます。また、放射線被ばく量を従来のCT検査の約1/10に抑えたもので、被ばく量を最小限に抑えて健康への影響はほとんどなく、肺病変を確認できます。ただし、この検査で異常が見つかっても、全てが悪性のものとは限らないので、精密検査や経過観察が必要になることがあります。
この検査は肺病変の早期発見と治療の選択肢を広げるためには有効な手段であり、当院では人間ドックでの追加検査として行うことができるので、検討してみてください。

お問合せ:国保多古中央病院
【電話】76-2211