くらし 地域おこし協力隊 しこつーしん Vol.12

みなさま、こんにちは!
地域おこし協力隊の武田史子(たけだしこ)です。

長柄町は徳増。地域おこし活動に汗をかいていると……。
「腹が……減った」。
とにかく店を探そう。いや、この辺りにレストランあったっけ?

いい匂いに誘われて、たどり着いたのは「ながら木こりんブルワリー」。
あ、おしゃれなテラスが出来上がっています。

「いらっしゃいませ!」
迎えてくれたのは、安島ちはるシェフ。
このブルワリーの醸造責任者に加え、このたびここで「レストラン」を開業するんですって。

訪れた4月13日は、ちょうどプレオープンのお披露目!
あいにくの雨天でしたが、地元の方々から、東京からの遠征組まで16人のゲストが、コース料理を楽しみに駆けつけました。

店内の様子はこちら!
木を基調にした、手作り感のある落ち着いたインテリア。
ガラス張りの醸造場や、テラスの前に広がる田園風景を眺めながらゆっくり食事を楽しめる、居心地の良い空間です。

レストランのコンセプトは
・木こりんブルワリーのビールと楽しめる!
・旬の地元食材を使い、素材のよさを最大限に引き出す!

コンセプトが凝縮した、珠玉のメニューがこちらです。
・山菜(筍・うるい・こごみ)のフリット〜桜ヴィネグレット〜
・新じゃがと桜エビのトルティージャ
・春キャベツのロースト春菊ジェノベーゼ
・猪肉のリエット
・猪肉のビール煮
・よもぎのブリュレ

旬野菜をシンプルに焼く、揚げる系。
地元の猪に「美味しくな〜れ」と手間をかけた、煮込み系など。
それぞれ、アルト・ペールエール・ヴァイツェンの3種に合わせた、6品のコースです。

いよいよ、お待ちかねの実食!
わー、美しい!
思わず息を呑む、”映えまくり”な見た目に心を奪われます。
安島さんは、東京・原宿でビーガンレストランのシェフを10年以上務め上げた、筋金入りの料理人。
手間を最大限にかけて引き出された、食材本来の味わいが沁みる〜。
体だけでなく、心にも優しい料理です。

例えば、こちらの「猪肉のリエット」。
リエットとは、”肉を脂で煮込み、ペースト状にしたフランスの伝統的な保存食”のこと。

作り方を簡単にざっくり(これでも)ご説明すると…。
猪肉のブロックを、調味液に漬け込み、焼いて、煮込んで、濾して、身を手で裂いたり潰したり…。
ねぎも、甘味を出す”揚げ”と、辛味を出す”生”の、2パターンの調理をしているのだとか。

自称・料理苦手な自分からすると、宇宙的に気が遠くなるような「手間」をかけて、丁寧に作られているんですね。
絶対に(断言!)ここでしか食べられない!

締めのスイーツまで、噛み締めるように、じーっくりいただきました。至福♡
プレオープンは、盛況のうち、名残惜しい余韻とともにお開きとなりました。

あれ、今回の活動報告って、食べて飲んだだけじゃ…と思った皆さま、安心してください!?
開店準備から当日のサービスまで、微力ながらお手伝いさせていただきました。
今後は、魅力を広く伝えていけたらと思います!

レストランは、正式には5月下旬オープン予定(週末完全予約制)です。
長柄町の歴史がまた1ページ。楽しみですね!
お問い合わせは、こちらの公式サイトから。
【URL】https://kicorin-b.com/

問い合わせ先:産業振興課農林振興係
【電話】35–4447