健康 食中毒を予防しましょう!

■アニサキス
近年、アニサキスによる食中毒の発生が多くなっており、令和6年には都内で34件の発生がありました。アニサキスはアジ、サバ(しめ鯖を含む)、イワシ、カツオ、ブリなどの150種類以上の魚介類に寄生しています。アニサキスの除去が不十分であることや、流通や調理の段階で加熱や凍結といった処理が行われていなかったことが原因となり食中毒になることがあります。


※詳しくは本紙をご覧ください。

◇急性胃アニサキス症
潜伏時間:数時間〜十数時間
症状:みぞおちの激しい痛み、吐き気、おう吐

◇急性腸アニサキス症
潜伏時間:数時間~数日
症状:激しい下腹部痛、腹膜炎
予防方法:
・生食する魚介類は、新鮮なものを選び、内臓はなるべく早く取り除き冷蔵する(4℃以下)。
・内臓に近い筋肉部分を調理する際はよく確認する。
・魚介類は中心部まで十分に加熱する(60℃で1分以上)。
・魚介類は中心部まで十分に凍結する(-20℃で24時間以上)。

■カンピロバクター
カンピロバクターは鶏や牛など家畜の腸管内に生息している細菌です。食中毒の原因としては、鶏の刺身やたたきなどの生食や、生焼けの肉を食べること、食肉の調理に使った包丁やまな板等の調理器具を介して別の食材を汚染してしまうことです。
潜伏時間:1~7日間
症状:激しい下痢、腹痛、発熱、頭痛
予防方法:
・食肉類は生食しない。
・食肉は中心部に十分に火が通るように加熱する(75℃で1分以上)。
・まな板、包丁等の調理器具は用途別に使い分ける。
・食肉を扱った後は、手指や調理器具を念入りに洗浄・消毒をする。

問合せ:台東保健所生活衛生課
【電話】3847-9466