- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都品川区
- 広報紙名 : 広報しながわ 令和7年6月11日号
国の調査*によると鉄とカルシウムが男女を問わず、多くの年代で不足しているという結果が出ました。食事をするときは、意識して鉄・カルシウムをとるようにしましょう。
*厚生労働省「令和5年国民健康・栄養調査」
■鉄
鉄は赤血球を作り、全身に酸素を運ぶ重要な働きがあります。スポーツやトレーニングをするときは体にかかる衝撃により、体内の赤血球がこわれやすくなり、日常生活よりも多く鉄を失ってしまいます。また、女性は月経や出産などで多くの鉄を失ってしまう場合があります。
○鉄を多く含む食材
ヘム鉄(動物性食品)は体への吸収率が高く、非ヘム鉄(植物性食品)は吸収率が低いですが、組み合わせる食材によって吸収率が上がります。
ヘム鉄…レバー、牛ひれ肉、カツオ、牡蠣、アサリ、シジミなど
非ヘム鉄…小松菜、ほうれん草、枝豆、ひじき、ごま、納豆、きなこなど
○ビタミンCやたんぱく質を一緒にとることで、鉄をより体に吸収しやすくなります
例)レバニラ炒め(ヘム鉄)にピーマン(ビタミンC)を入れる。
■カルシウム
カルシウムは、骨や歯の成長には欠かせない重要な栄養素です。カルシウムが不足すると骨が十分に成長せず、骨粗しょう症の原因になります。
○カルシウムを多く含む食材
牛乳、乳製品、大豆製品、しらす干し、モロヘイヤ、切り干し大根など
○マグネシウムやビタミンDを一緒にとることで、カルシウムをより体に吸収しやすくなります
例)サラダにしらす干し(カルシウム)とクラッシュアーモンド(マグネシウム)をトッピングする。
●食事相談
栄養士が食事に関する相談に応じます。お気軽にご相談ください。※面談は予約制、電話は随時受け付けます。
問い合わせ:
品川保健センター【電話】3474-2902
大井保健センター【電話】3772-2666
荏原保健センター【電話】5487-1316
■区立学校の給食メニューから、鉄とカルシウムをとれるレシピを紹介します!
小松菜とじゃこのチャーハン
(1人あたり鉄2.3mg、カルシウム170mg程度)
○材料(2人分)
ごはん…320g(茶わん2杯分)
サラダ油…小さじ1
卵…1/2個
豚ひき肉…20g
にんじん…10g
小松菜…50g
しめじ…20g
顆粒中華だし…小さじ2
しょうゆ…小さじ1
ちりめんじゃこ…大さじ2
塩(お好みで)…ひとつまみ
こしょう…少々
○作り方
(1)野菜は食べやすい大きさに切り、卵は割って溶いておく。
(2)フライパンで油を熱し、溶き卵を炒め、火が通ったら一度取り出す。
(3)にんじんを炒め、火が通り始めたら豚ひき肉を加える。豚ひき肉の色が変わってきたら、小松菜としめじを加えて炒める。
(4)火が通ったらしょうゆ、顆粒中華だしを加える。
(5)ごはん、(2)、ちりめんじゃこを加えて炒め、塩とこしょうを加えて味をととのえたら出来上がり。
※学校では鶏ガラと豚骨からとったスープで炊いたごはんを使用しています。
問合せ:学務課保健給食係
【電話】5742-6829【FAX】5742-0180
■区立保育園の給食メニューから、鉄をとれるレシピを紹介します!
レバーのカレー竜田揚げ
(1人あたり鉄10mg程度)
○材料(4人分)
豚レバー…300g
片栗粉…50~60g
カレー粉…小さじ3/4
揚げ油…適量
A
しょうが汁…小さじ1/2
おろしにんにく…少々
しょうゆ…大さじ1
酒…小さじ1
みりん…小さじ1
○作り方
(1)7~8mmの厚さに豚レバーを切り、ボウルに入れ、流水で10分程度血抜きをする。
(2)豚レバーの水気を切り、Aの調味料に20~30分程度つける。
(3)Aの調味料をペーパータオルでふき取り、片栗粉とカレー粉を混ぜたものをレバーにまぶし、中温の油で揚げる。
(4)竹串などで刺して赤い汁が出なければ出来上がり。
問合せ:保育施設運営課栄養指導係
【電話】5742-6586【FAX】5742-9178
問い合わせ:生活衛生課栄養管理担当
【電話】5742-7124【FAX】5742-9104