くらし 59.6億円の住民税が流出しています

ふるさと納税は、お世話になった自治体を寄付で応援できる制度として始まりました。しかし、他自治体へ納税することによって、住んでいる自治体の住民税が流出してしまうという側面があり、区においても流出額が年々増加しています。区のふるさと納税の取り組みは、区HP(右2次元コード)をご覧ください。
※2次元コードは本紙参照

■区の住民税流出の状況と問題点
ふるさと納税の影響による、7年度の区の住民税流出額は約59.6億円でした。
住民税は、住んでいる自治体から受ける行政サービスの経費などに充てられるべきものであり、現在の制度は、受益と負担という地方税の原則をゆがめています。区は特別区長会を通じて、国に廃止を含めた制度の抜本的な見直しを求めています。

区の住民税流出額の推移

■ふるさと納税に対する区の考え方や取り組み
ふるさと納税は善意の寄付であること、制度を通じて地方を活性化することが大事であると捉え、次世代育成基金などの5つの基金や、動物との豊かな共生社会を目指す寄附金など、具体的な取り組みを応援する寄付メニューの拡充に取り組んでいます。

区民の皆さんも、ふるさと納税サイト(右2次元コード参照)や、郵便局などから区へ寄付することができます。なお、法律の規定により、区民の皆さんにはお礼の品を差し上げられません。
※2次元コードは本紙参照

問合せ:課税課ふるさと納税担当