- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都杉並区
- 広報紙名 : 広報すぎなみ 令和7年5月15日号 No.2404号
区民の皆さんからいただいた声に、区長がお答えします。
■今回のテーマは…認知症
◇区民の皆さんからの声
最近物忘れをすることがあり、認知症なのではないかと不安です。疑いがある程度でも検診を受けられますか?
※実際の声を一部編集しています。
◇ご意見ありがとうございます
ちょっと心配な段階で、専門医療機関を受診することは敷居が高いと思う方も多いのではないでしょうか。区では、認知症を正しく理解するとともに、その前段階である軽度認知障害に早く気づいて必要な対応ができるよう「もの忘れ予防検診」を実施し、認知症の疑いありと判定された場合は専門医療機関の受診をお勧めしています。7年度は、従来の70歳を50~70歳に対象を拡大して10月から開始します。また、ケア24(地域包括支援センター)や保健センターでは「物忘れ相談」を行っていますので、ぜひご活用ください。
これらの情報は、冊子「認知症あんしんガイドブック」(認知症ケアパス)に掲載しており、お近くのケア24や、区役所または区HPで手に入れることができます。ケア24は区内に20カ所あり、専門スタッフが適切なアドバイスをしてくれるので安心できると思います。
「誰もが住み慣れた地域で安心して支え・支えられながら自分らしく暮らし続けられること」。これは認知症基本法が定めた大切な柱です。区はこのことを大切にして、認知症の当事者、家族や地域の方々とみんなでやさしい社会をつくっていきたいと考えています。
杉並区長 岸本 聡子