- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都荒川区
- 広報紙名 : あらかわ区報 令和7年5月21日号
荒川区長
滝口 学(たきぐち がく)
近年、世界各地で記録的な猛暑や大雨、洪水、大規模な森林火災等が発生しており、それらの自然災害は、地球温暖化が要因の一つと考えられています。
区では、深刻さを増す気候変動への対策を推進するため、令和3年6月に、2050年までに温室効果ガスを実質排出ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指すことを表明しました。
この目標の達成に向け、地球温暖化対策実行計画を策定し、再生可能エネルギーの導入促進や交流都市と連携した森林整備、環境学習講座の開催等、さまざまな取り組みを実施しています。
令和7年4月からは、地球温暖化につながる温室効果ガスの削減に配慮した省エネルギー・創エネルギー機器等を設置した際の購入費用の一部を助成する「エコ助成」事業の内容を見直しました。具体的には、高断熱ドアへの改修や直管型LED照明器具への改修を助成項目として新たに追加しました。また、申請方法を、機器設置後の事後申請に変更するとともに、申請書類を簡略化する等、利用しやすい制度となるよう工夫しました。
今後もゼロカーボンシティの実現に向けたさまざまな施策を進めて参りますので、皆さまのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。