くらし 水害から身を守るために

荒川区長
滝口　学(たきぐち　がく)

近年、気候変動の影響により、日本各地で大型台風や線状降水帯等に伴う河川の氾濫や浸水、道路冠水等が相次いでいます。
特に都市部では市街化が進み、地表のほとんどが建物や舗装された道路で覆われており、降雨の大部分が下水道に流入することから、局地的な豪雨による雨水の急増に排水処理機能が追い付かない「都市型水害」が多発する傾向があります。
このため、区では、一定条件を満たすマンションや戸建て住宅等を対象に、建物への浸水を防止する止水板の設置・購入費用の一部を助成する制度を始めました。また、今年も引き続き、いつでも土のうを入手できる「土のうステーション」を区内10か所に設置しているほか、希望する方には土のうの戸別配付を行っています。
水害対策は、区民一人ひとりが、気象情報や避難情報をもとに、適切な避難行動をとることが重要です。「荒川区防災地図(水害版)」や「荒川区防災アプリ」をご利用いただき、事前の備えとして、ご自宅周辺の浸水想定や最寄りの避難場所をご確認ください。
区は、今後も区民の皆様の生命と財産を守る対策を着実に進めて参ります。引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。