- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都葛飾区
- 広報紙名 : 広報かつしか 令和7年11月25日号
■高齢期は低栄養になりやすい?
高齢期(おおむね65歳以上)は、知らず知らずのうちに栄養が足りない状態(低栄養)になることがあります。低栄養の状態が進むと、筋力や身体機能が低下し、転倒・骨折の恐れがあります。転倒の不安から歩く機会が減ると、食欲が低下し、ますます栄養が足りなくなるなどの悪循環で、要介護状態となる恐れがあります。
◆フレイル(※)・サイクル
▽低栄養
食欲・栄養状態の低下
▽サルコペニア
筋力・筋肉量の減少
▽身体活動量の低下
外出機会の減少
▽フレイル
心身機能・社会活動の低下
※…フレイル(虚弱)とは要介護になる一歩手前のことです。
■低栄養状態に早く気付いて予防・改善しましょう
長寿医療健康診査の結果、フレイル(虚弱)やサルコペニア(筋力低下)などが疑われる方に、下記の予防事業の「お知らせ」を順次お送りしています(いずれも要介護・要支援の方を除く)。
参加方法など、詳しくは送付した「お知らせ」をご覧ください。
◇高齢者の低栄養防止事業
低栄養を防ぐためのより良い食生活について、管理栄養士などの専門職が指導します。
対象:次の全てに該当する方
・BMI(※)が18.5以上21.5未満
・血中アルブミン値が3.7~3.8g/dL
問い合わせ:地域包括ケア担当課
【電話】03-5698-6202
◇フレイル予防サルコペニア対策室
体成分分析装置で筋肉量などを計測し、数値に応じて栄養・運動指導します。
対象:次のいずれかに該当する方
・BMI(※)が18.5未満で血色素量が12.0g/dL未満
・76歳・81歳で長寿医療健康診査の質問票の回答から口腔機能や筋肉量の低下が疑われる方
※…「BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」
問い合わせ:健康推進課
【電話】03-3602-1268
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担当課:健康推進課・地域包括ケア担当課
