- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都日の出町
- 広報紙名 : 広報日の出 令和7年(2025年)5月号
■「都市計画マスタープラン」とは
都市計画マスタープランとは、本町の現状やまちづくりの課題等を踏まえて、町域全体及び各地域の将来のあるべき姿を示すとともに、その実現に向けて都市づくりや地域づくりの基本的な方針を示す計画です。
また、都市計画法第18条の2に示される「市町村の都市計画に関する基本的な方針」を指すものであり、「第五次日の出町長期総合計画」ならびに東京都が策定した「多摩部19都市計画都市計画区域の整備、開発及び保全の方針」の内容に即して定められています。
■日の出町都市計画マスタープラン 全体構想
○計画の目標年次
長期的な将来を見据え、概ね《2045年(令和27年)》とします。
○都市の将来像
都市の将来像と都市づくりの基本⽅針
〜⼈にやさしく住みよいまちづくり〜
近年は、本格的な人口減少が到来し、人口減少社会においても活力を失わないまちづくりや、ともに支え合う地域づくりが求められています。また、東日本大震災以降、熊本地震、能登半島地震等が頻発し、さらに、世界的な新型コロナウイルス感染症の拡大による閉塞感も漂っていることから、今後のまちづくりにおいては、町民にやさしいまちづくりが必要です。
そこで、都市計画マスタープランの都市の将来像を「人にやさしく住みよいまちづくり」とし、各種施策に取り組みます。
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都市の将来像「人にやさしく住みよいまちづくり」の実現に向けて、以下の基本方針を設定します。
(1)効率的で利便性の高い「住みよいまちづくり」
・人口減少を緩やかにするための、効率的で利便性の高い「住みよいまちづくり」を進めます。
・計画的な土地利用の転換や、空き家、空き地の有効活用等による住宅供給、公共施設等の統廃合・再配置といった、効率的なまちづくりを進めます。
(2)新たな価値を創出する「魅力あるまちづくり」
・都内有数の自然環境や首都圏中央連絡自動車道日の出インターチェンジの広域交通利便性を活用し、新たな価値を創出する「魅力あるまちづくり」を進めます。
・自然環境を活用した緑豊かなまちづくりを進め、情報発信していくことで、テレワーク、ワーケーションといった新たなニーズを受け止め、転入を促す、魅力あるまちづくりを進めます。
(3)災害に強く安心できる「人にやさしいまちづくり」
・住宅の耐震化、延焼防止対策、盛土等の監視等の災害予防の取組や、災害時の避難所、避難ルートの確保等の取組により、災害に強いまちづくりを進めます。
・ユニバーサルデザインに配慮したまちづくりや高齢者等の外出を促す交通環境整備等の取組により、いつまでも安心して暮らせるまちづくりを進めます。
○将来の都市構造~都市の骨格形成の方針~
都市の将来像を実現させるために、「コンパクト・プラス・ネットワーク」の考え方に基づき、各種都市機能等を集約的に形成する都市機能拠点を形成していくとともに、体系的な幹線道路網や公共交通等による交流軸で連携させた、持続的で利便性の高い都市構造を目指します。
※コンパクト・プラス・ネットワークとは人口減少・高齢化が進む中で、地域の活力を維持するとともに、医療・福祉・商業等の生活機能を確保し、高齢者が安心して暮らせるよう、地域公共交通と連携したコンパクトなまちをつくるという考え方です。
○将来都市構造図
都市の骨格形成の方針をもとに、日の出町の将来都市構造を設定します。
※詳細は本紙7ページをご覧ください。
◇地域別構想
本町全体を「平井地域」、「大久野東地域」、「大久野西地域」の3地域に区分します。3地域が、各地域の特徴を生かしたまちづくりを展開し、以下の2つの軸で連携することで相互に補完し合い、町の利便性や魅力を高めるものと考えます。
・豊かな自然資源を基軸とした『町の魅力と価値を高める連携』
・生活利便性を基軸とした『町の利便性と安心感を高める連携』
◇地域の将来像
・平井地域の将来像…都市と自然が調和し、人々の活気にあふれる平井地域
・大久野東地域の将来像…行き交う人々に日の出の魅力・歴史を伝える大久野東地域
・大久野西地域の将来像…緑豊かな自然に抱かれて人々が遊び、憩う大久野西地域
○計画の実現に向けて
全体構想、地域別構想に示すまちづくりの実現に向けては、「計画の実現性を高める取組」を行うほか、「多様な手法」「多様な主体」によるまちづくりを進めます。また、都市計画マスタープランの進捗管理を行います。
問合せ:まちづくり課都 市計画係
【電話】042-588-5114
【FAX】042-597-4369
【E-mail】[email protected]