くらし 防災コラム その(27)~梅雨~

まもなく雨が多く蒸し暑い梅雨の時期を迎えます。関東甲信地方の平年の梅雨入りは6月7日頃、梅雨明けは7月19日頃で梅雨の期間は約43日間。この期間の大島の降水量は約460ミリ(平年)で9月、10月に次いで雨が多い時期です(図1)。梅雨の終わりには激しい雨が降ることがあり、大雨による土砂災害に警戒が必要です。また、梅雨の時期は相対湿度が平均85%(図1)と高く、気温も高いことから食中毒にも注意が必要です。
大島の気象のことわざに「寒の内に雨が多い年には、夏の土用の内にも雨が多い」、があります。今年の寒の内(1月6日から2月3日)の降水量は平年の半分程度(広報おおしま4月号)と少なかったので、このことわざを逆に考えれば、今年の土用の内(7月19日~8月6日ころ)は雨が少ない?でしょうか。ただしこのことわざには気象学的な裏づけはありません。

■防災クイズ
6~7月の雨や曇りの多い時期を「梅雨」というのはなぜでしょう?
(1)梅が熟す時期に降る雨だから
(2)普段の2倍以上の雨が降る(倍の雨)から梅雨
(3)このころの雨が梅酸っぱい味に感じたから

答え(1)(諸説あります)。

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