- 発行日 :
- 自治体名 : 東京都大島町
- 広報紙名 : 広報おおしま 令和7年6月号
■新たなジオパーク専門員(学芸員)をご紹介します!
4月より事務局に加わった「早川万穂」さん(写真1)、今回はその素顔に迫ります!
以下、○早川さん
出身地:神奈川県
専門分野:古微化石学(花粉)
Q.大島着任までの歩みを教えてください!
○大学進学に伴って北海道へ移り、9年間札幌市で生活しました。博士課程後を考えた時、サイエンスの面白さを普及し、地域や人類にとって重要な資料の保存に携わる学芸員の方向に舵を切りました。そのタイミングで伊豆大島火山博物館の学芸員募集を知り、リニューアルオープンに携わるという貴重な経験をしたい!と大島町への移住を決めました。
Q.これまでどんな研究をされてきましたか?
○堆積岩から花粉化石を取り出し、その組成から堆積当時の植生や環境を復元することを目指して研究していました。花粉化石を調べることで、当時その地域にどのような植物が生育していたかを知ることができます。植生はその地域の温度や湿度を反映するため、生えていた植物の情報は当時の気候を推測する重要な情報となります。
Q.休日は何をして過ごされていますか?
○まだ行ったことのないお店やスーパーの開拓を進めています。スーパーの鮮魚コーナーで地魚を探すのが楽しみです。
Q.早川さんが感じる大島の魅力とは?
○ツバキやシイをはじめとした照葉樹が多く生育しているところです。亜寒帯である北海道には温暖な気候に適応した照葉樹はいないため、大島に移住してからツバキの花を久しぶりに見ることができて感動しています。
Q.今後の意気込みを一言お願いします!
○大島の財産である自然環境や文化記録、博物館資料を保全し将来に守り伝えていくために、精一杯務めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願いします。
伊豆大島ジオパークは明るくフレッシュな早川専門員を迎え、地域の皆様と共に、更なる発展を目指してまいります!どうぞよろしくお願いします!
〔伊豆大島ジオパーク推進委員会事務局〕