文化 かながわの昭和100年 記憶の旅へ

令和8年に、昭和元年から起算して満100年を迎えます。昭和期の神奈川県は、関東大震災の復興から始まり、多くの方が犠牲となった戦災を経て、戦後には、飛躍的な経済発展を背景に人口が増加するなど、激動の時代を歩んできました。今日の魅力あふれる神奈川は、昭和の時代をたくましく生きた人々の努力や創意工夫が礎となって築かれています。「昭和100年」を迎えるこの機会に、かながわの昔を振り返りましょう。

■昭和3(1928)年頃 神奈川県本庁舎(4代目)鉄骨工事および鉄筋コンクリート工事 県立公文書館所蔵
横浜三塔の一つ「キングの塔」として親しまれている神奈川県本庁舎は、関東大震災後の昭和3年10月に竣工(しゅんこう)した4代目の庁舎で、県を代表する近代建築の一つです。タイル張りの壁面と独自の幾何学模様の装飾が施された外観はアール・デコ様式を基調としたもので、「キングの塔」は和風の塔や屋根を持つ「日本趣味」建築の先駆的事例ともいわれています。
本庁舎は、昭和初期から現在に至るまで本県の歩みを見守ってきました。

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