文化 レトロ写真館

神奈川の歴史を写真で振り返ります。

■昭和36(1961)年撮影
○小田原城とゾウ
シンボルとして多くの人に親しまれる
小田原城址公園にゾウがいた時代がありました。インドゾウのウメ子は、昭和25(1950)年の「小田原こども文化博覧会」の開催に合わせ、推定3歳の時にやってきました。平成21(2009)年、当時、国内最高齢の推定62歳で息を引き取るまで、小田原動物園のシンボルとして、多くの人に親しまれました。ウメ子のいた同動物園は令和5(2023)年に閉園しました。

■昭和45(1970)年撮影
○神奈川県でも「月の石」公開
約6,000人もの人々が来館
神奈川県立博物館(当時)で昭和45年12月10日に一日限定で展示されたアポロ12号(歴史上2度目の有人月面着陸に成功)が持ち帰った「月の石」です。高さ約4cmの小さな石でしたが、一日で約6,000人もの人々が来館し、見学のために博物館の周囲を一周する長い行列ができました。
出典:県政写真ニュース第308号を加工して県が作成

■昭和41(1966)年撮影
○横浜市鶴見区の工業地帯
高度経済成長期を支えた京浜工業地帯
京浜工業地帯は、昭和30(1955)年代に成熟期を迎え、日本の中心的な工業地帯として発展していくとともに、戦後日本の高度経済成長期を支えました。

■昭和48(1973)年撮影
○横須賀中央駅
~市障害者福祉センター
県内初の視覚障がい者用点字ブロック完成
京急横須賀中央駅から市障害者福祉センターまでの県道に、県内で初めての本格的な視覚障がい者用点字ブロック歩道が完成しました。
出典:県政写真ニュース第548号を加工して県が作成

■昭和58(1983)年撮影、令和7(2025)年撮影
○みなとみらい21地区の変遷
時代は昭和から平成、令和へ
みなとみらい21地区は、平成元(1989)年に開催された横浜博覧会「YOKOHAMA EXOTIC SHOWCASE’89」を契機に現在のような高層ビルが並ぶ街並みへ大きく変わりました。
同博覧会は、「宇宙と子供たち」をテーマに、平成元年3月25日から10月1日までの191日間開催され、1,333万人の総入場者数を得て閉幕しました。
出典:横浜市史資料室「市史通信第35号」を加工して県が作成 写真:横浜市提供

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