くらし 市長の独り言

■大器?晩成?
「政治家になって本当に良かったね。」と敬愛する浦賀の先輩から、女房を通じて伝言があった。今月号にも特集しているが、先日発表した、浦賀の再開発の報道をご覧になっての伝言だった。
今まで色々な方から、様々に励ましの言葉をいただいてきたが、これまでになく嬉しい言葉だった。私は若い頃の2回の県議選敗戦を含め、50歳まで本当に挫折だらけの人生だった。過去のトラウマから、自分に対する肯定感がほとんどない。これまでに市長として様々に政策を実施してきたけれども、それはいつもこれで本当にいいのかと、半ば強迫観念にかられながら必死に走り続けてきたからだった。
浦賀の再開発もそうだ。市長になる前から、浦賀の街の衰退を目の当たりにして、何とかしなければとずっと考え、行動してきた。ようやく、ようやく市民の皆さんに、明るい道筋を示すことができた。
政治家を志してどのくらい経ったのだろう。思えば遠くに来たものだ。まだまだ先は長いだろうが、自分は超晩成型だと思いたい。まだまだ頑張ります。

横須賀市長
上地　克明