文化 “時”をつなぐ からくり人形再生プロジェクト

■からくり人形と時計塔
昭和60年(1985年)、現在の市役所本庁舎が完成した際、市民から時計塔が寄贈され、市役所前に建造されました。
その時計塔の中には、銅像と共に横須賀の歴史、郷土芸能、民俗文化財をモチーフにしたからくり人形。時間の訪れとともに音楽に合わせて踊りだす自動演出は、多くの人に親しまれてきました。
しかし、経年劣化による故障と修理が繰り返され、平成13年(2001年)に自動演出は停止となりました。

■高校生による修復プロジェクト
そこで、市は、このからくり人形が横須賀の伝統を未来へつなぎ、末永く愛される存在であってほしいという思いから、横須賀総合高等学校「ものつくり研究部」に、人形の修復を依頼。歴史ある人形に新たな命を吹き込む体験は、生徒たちにとっても大きな挑戦に。
人形の解体や清掃、さび落とし、色塗りまで全ての工程に取り組み、横須賀の伝統をつなぎました。修復された人形は、歴史を振り返るパネルと共に、市役所1階市民ホールにて展示しています。

◇横須賀総合高等学校ものつくり研究部
・部長 大槻 頼夢(おおつき らいむ)さん
金色を本来の色に近づけるため、どの塗料が合うか何度も試さなければならなかったことが一番苦労しました。また、普段の部活動では個人で作業することが多い中、今回の修復作業では部員全員が一丸となり、一緒に大きな達成感を得ることができました。修復した、からくり人形や文化の魅力が多くの人に伝われば嬉しいです。

■未来へつなぐ新たな時計塔へ
生誕40周年を迎えた時計塔もリニューアル。夜間や遠くからでも見やすい大型LEDデジタル時計になり、新たな市のシンボルとして生まれ変わりました。

問合せ:総務部総務課
【電話】822-9677