くらし みんなでつくる地域コミュニティ 第6回

全26地区で「市民と市長との地域活動懇談会」を開催!
~懇談会で見えた各地区の共通課題と今後の展開~

市では、新たな地域コミュニティ施策の展開と地域活動の実態を共有するため、令和6年11月から1年にわたり、市内全26地区の地域コミュニティ組織(まちづくり委員会)の委員などを対象に「市民と市長との地域活動懇談会」を開催しました。地域との対話から見えた、各地区の共通課題と今後の展開について紹介します。

◆地域活動懇談会について
全26地区で合計682人の皆さんに参加いただきました。ここでは、日頃から行っている多彩な活動における課題や、活動を継続・改善するに当たって苦労している点、新たな取り組みの一歩を踏み出している状況などについて、意見交換を行いました。

◆各地区の共通課題
多くの地区において「担い手不足」と「役員の高齢化」の課題が挙げられ、特定の個人に負担が集中し、団体役員の兼務が増えている実態を改めて把握できました。また「次世代が地域活動に参加するハードルの高さ」や「自治会加入率の低下」といった課題も多くの地区で挙げられ、地域への関心が希薄化していることに不安の声が上がりました。
一方で、若い世代はむしろ、地域活動への関わりを求めている潜在ニーズがあること、子どもやその保護者が集まる地区のイベントでは、多くの人々でにぎわっていること、地域コミュニティ組織で子ども会の機能を担う多世代交流の場が、新たに生まれていることなど、前向きな意見も出され、地域コミュニティの重要性が再確認されました。

◆地域活動懇談会における意見整理
〈各地区に共通する課題〉
・地域活動を支える担い手の減少や、役員の高齢化
・若年層・子育て世代の地域活動への参加ハードルの高さ(時間的、心理的要因などによる)
・団体運営における負担感(事務・情報発信・資金など)
・自治会加入率の低下や、地域への関心の希薄化
・公共交通の衰退、空き家・空き地の増加、活動拠点の老朽化

◆今後の展開に向けて
各地区の共通課題に対し、市の主な支援策と、地域での主な取り組みの方向性を紹介します。

《市における主な支援策》
◇新たな担い手の発掘支援
「地域アクションいきいき補助金」を契機とした、新たな担い手の発掘と、次世代の関与や活動の裾野を広げる取り組みを検討していきます。
・補助金を活用したイベントの様子(山王網一色地区「山王青年会」)

◇活動団体の課題解決の支援
地域コミュニティ組織などの運営上の課題に対し、実践者による指導や助言などを行う地域活動アドバイザー派遣事業を行うことで、活動団体の抱える諸課題の解決を支援します。
・地域活動アドバイザー派遣事業による研修会の様子(十字地区自治会連合会)

◇地域担当職員の配置
地域活動をコーディネートする地域担当職員をさらに拡充し、学校などの地域活動拠点への配置を進めていくことで、エディブル・スクールヤードなど、学校や地域と連携した取り組みをより一層推進していきます。
・学校と地元農家の連携を支援した総合学習(ジャガイモ収穫)の様子

《地域での主な取り組みの方向性》
◇多様な世代の巻き込みと参加促進
SNSなどの多様な情報発信ツールを活用し、中・高生などの若い世代を地域の活動に巻き込んでいきます。また、既存の活動や組織の様子をオープンにし、子育て世代が地域活動に参加しやすい環境をつくっていきます。
このように、情報発信を強化していくことで、地域活動の認知度を高め、多様な世代の参加のハードルを下げていきます。

◆地域コミュニティ組織基本指針を改訂
地域活動懇談会での意見も踏まえ、地域コミュニティ組織が市内全地区に設立されてから10年が経過する機を捉え「地域コミュニティ組織基本指針」を改訂しました。
今後も、これまでの多彩な地域活動の蓄積を生かしながら、新たな地域コミュニティ施策を展開していくことで、地域と行政の強みを生かした協働のまちづくりを推進していきます。

【WEB ID】P20042
問い合わせ:地域政策課
【電話】0465-33-1389