- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県厚木市
- 広報紙名 : 広報あつぎ 第1450号(2025年7月1日発行)
■花から安らぎを
▽市内産のバラを市長へ贈呈
市園芸協会花き温室部会バラ部会の皆さんが山口貴裕市長を訪ね、バラの消費拡大をPRするため市内産のバラを贈呈しました。
バラは「愛」や「感謝」の象徴として、父の日に贈られる花として知られています。市内では年間約18万本が生産され、市場への出荷のほか、JAあつぎなどの直売所で販売されています。
贈呈式で大村太一バラ部会長は、「冬の期間に、一輪一輪を大切に育ててきた。花を通じて、市民の皆さんに安らぎを感じてほしい」と呼び掛けました。花束を受け取った山口市長は「すてきなバラを贈ることが、家族などの絆を深めるきっかけになってくれたらいい」と述べました。
■夏に増える水の事故に備えて
▽相模川で潜水訓練を実施
本格的な夏の行楽シーズンを前に消防本部が5月23、24日の2日間、相模川で水難事故を想定した救助訓練に取り組みました。
訓練は、水の事故が増える時期を前に、実際の現場で迅速な救助活動ができるよう実施しています。隊員たちは声を掛け合いながら、水中の視界や川底の状況、流れの速い危険な箇所などを一つ一つ確かめました。
訓練に参加した加藤僚祥さん(29)は「現場となる川での訓練は貴重な経験。いざという時に備えたい」と真剣な表情で話しました。
消防本部では昨年、6件の水難事故に出動。「飲酒したら川に入らない」「子どもだけで遊ばせない」などと注意を呼び掛けています。
■いつまでも元気な歯を
▽「歯と口の健康週間」に合わせてイベント
歯や口の健康の大切さを伝えるイベントが、保健福祉センターで開かれました。親子連れなど約60人が参加し、健康を保つための知識や日頃のケアなどを学びました。
イベントは、厚木歯科医師会が主体となって実施。会場では虫歯予防や歯のケアへの理解を促すため、白衣を着た子どもたちが歯科医師になりきって虫歯に見立てた模型を修復する体験や、歯科衛生士によるブラッシング指導などが行われました。
参加した荻野桜梛さん(8・中町)は「虫歯を治す体験は難しかったけれど楽しかった。絶対に虫歯にならないようにしたい」と笑顔で話しました。市では、本年度から高齢者を対象とした「オーラルフレイル健診」を新たに実施し、市民の歯と口の健康促進に取り組んでいます。
■プロを目指して
▽キックボクシング全国優勝とムエタイ国際大会制覇
アマチュアキックボクシングの全国大会とムエタイの国際大会で王者に輝いた、渡部要さん(小鮎中学校2年)が、山口貴裕市長に戦果を報告しました。
渡部さんは4歳から競技を始め、国内外の大会で活躍。これまでにアマチュアで25冠を達成しており、「キックボクシングとムエタイの両方で結果を残すことができてうれしい。これからはプロを目指して頑張りたい」と、喜びとともに今後の抱負を語りました。山口市長は「大会で勝利し、自信に満ちあふれている。市内から、プロの格闘家が誕生することを楽しみにしている」と期待を伝えました。
渡部さんは、中学卒業後のプロ転向を視野に入れ、フィジカルトレーニングなどの練習に励んでいます。