- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県厚木市
- 広報紙名 : 広報あつぎ 第1454号(2025年9月1日発行)
未就学児を育てる保護者が児童館などで悩みを相談できる「移動子育てサロン」が、10月から市内4カ所を拠点とする「地域子育てサロン」に移行します。対象年齢や回数などを大幅に拡大。相談の機会を充実させ、誰もが地域の中で安心して子育てできる環境を整えます。
移動子育てサロンは、保護者が子どもを遊ばせながら子育てに関する悩みを保育士に気軽に相談できる場所です。年間の利用者数は3500人を超え、近年は特に需要が高まっています(下記参照)。子育てを取り巻く環境が変化する中で、不安や悩みを抱えながら子育てする家庭をより的確にサポートするため、移動子育てサロンをパワーアップ。地域子育てサロンとして、10月から岡田、荻野新宿、森の里、山際の4つの児童館で開設します。
◆全ての子育て家庭を支援
これまでの移動子育てサロンは、未就学児とその保護者を対象に市内35の児童館などで月に1回ずつ実施してきました。地域子育てサロンでは、年齢による利用の制限を撤廃。妊産婦や全ての子育て世帯に門戸を開き、週3回にわたって保育士が不安や悩みに寄り添います。開設する4つの児童館は、地域ごとの相談件数や世帯数を考慮して選びました。
岡田児童館で移動子育てサロンを利用する寺岡佳織さん(41・岡田)は「一人目を出産した時から利用している。子どもを遊ばせながら睡眠や食事などの悩みを保育士に相談できるのはありがたい。保護者と交流できる場が増えるとより安心できる」と話します。
◆子育てしやすい環境へ
現行の移動子育てサロンは、「地域子育てサロン・ミニ」として8カ所の児童館で実施(下記参照)。二種類のサロンのひと月の開催回数は56回(1・6倍)、時間も156時間(約3倍)へと大幅に拡大します。
市では、未就学児から青少年までの切れ目ない支援を続けるため、訪問相談なども実施しています。今後も情報発信や関係機関への連携を強化し、誰一人取り残さない子育て環境を目指していきます。
●移動子育てサロン利用者数
※2020年度はコロナ対策のため一部期間休止
●誰でも気軽に相談を
子育て支援センター
保育士
福山 真由美(49)
担当しているサロンでは、全員に声を掛けるようにし、2回目以降は前回話した内容を踏まえて、会話しながら様子を見守ります。離乳食や睡眠、きょうだい関係の悩みなど、相談内容はさまざまです。子育ての不安は誰もが持つもの。身近な人に相談しづらいことでも、気軽に話しにきてください。
新しい地域子育てサロンは、全ての子育て世帯が利用できます。小学生以上の悩みも、他部署と連携しながらサポートし、地域に根差した安心できる環境づくりをしていきます。
問合せ:こども家庭センター
【電話】225-2922
■子育て家庭の相談の場(無料)
▽地域子育てサロン
全ての妊産婦や子どもがいる家庭などが対象
・岡田児童館(岡田5-9-1)
火・木・金曜日
・荻野新宿児童館(下荻野1253-5)
月・水・木曜日
・森の里児童館(森の里1-31-1)
月・水・金曜日
・山際児童館(山際180)
月・火・金曜日
いずれも9時30分~12時(12時30分まで相談のみ受け付け)。
申込み:当日、直接会場へ。
▽地域子育てサロン・ミニ
0~6歳の未就学児とその保護者を対象
・妻田(第1水曜)
・古松台(第1金曜)
・金田(第2木曜)
・鳶尾(第2金曜)
・愛甲(第3月曜)
・妻田東(第3金曜)
・毛利台(第4火曜)
・緑ヶ丘(第4木曜)
いずれも児童館(愛甲は工事のため10月1日〜11月30日は休館)。10時15分~11時45分。
申込み:当日、直接会場へ。
問合せ:こども家庭センター
【電話】225-2922