くらし 命と向き合う

雨上がりの早朝。木々の隙間からまぶしい光が差し込みます。朝露に光るクモの巣や草木をかき分けて、奥へと進むハンターたち。静寂に包まれる丹沢の森には、足音と川のせせらぎが響き渡ります。
丹沢地域では、シカやイノシシなどの野生鳥獣が増え続けています。里山の荒廃や山林開発などの影響で、すみかが狭まった生き物たちは、食べ物を求めて麓へ。農作物を食い荒らすなど、人々の生活のすぐそばに姿を現しています。
猟犬を連れて山へ入っていくハンターたち。彼らは動物の命と向き合いながら、農作物の被害を防ぎ、生態系のバランスを守っています。
(本紙4・5面に関連記事)

■市内の鳥獣による農作物被害額

問合せ:農業政策課
【電話】225–2813