- 発行日 :
- 自治体名 : 神奈川県海老名市
- 広報紙名 : 広報えびな 令和7年12月15日号
■今月のえび人 長谷利江(ながたにりえ)さん(今里在住・58歳)
海老名市自閉症児・者親の会会長。海老名市立わかば学園に子どもを通わせる親同士でつくったNPO法人おおきな木の理事長を約10年務める。
▽お互い様になったらいいな
「自閉スペクトラム症の娘を育てる中で強くなりましたね」という長谷さん。「娘に伝わらない、手応えがない無力感に心が削られ、人の視線が刺さる生活もつらかったです。でも、この経験が今の私を作っています。思い描いていた人生とは違うけど、娘のおかげで世界が広がりました」と、これまでの体験を語ります。
「親が唯一できることは、子どもが少しでも生きやすい環境を整えること」と、長谷さんは幼児期から成人期まで一貫した発達支援が受けられる場所作りや、自閉症への理解の啓発活動を続けてきました。「その立場にならないと分からないことがある。もうちょっとお互い様になったらいいなと思いますね。誰にも迷惑をかけないで生きていける人っていないと思うので」
「助けてくれる人は必ずいるから、少しだけ勇気を出して」と、誰もが安心して過ごせる世界を願い、自らも手を広げて発信し続けます。
