文化 町内48件目の国の登録有形文化財 登録

7月18日に開催された国の文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、強羅に所在する「観山亭主屋」および「観山亭湯殿」が、新たに文化財に登録するよう、文部科学大臣に答申されました。この結果、町内の国登録有形文化財(建造物)は48件(22か所)となります。

■観山亭主屋
神仙郷創始者の岡田茂吉の住宅主屋で、神仙郷の中央西寄りに位置しています。当初部分の北側に近代数寄屋建築で有名な建築家吉田五十八(よしだいそや)の設計の寝室及び書斎が増築されたもので、こけら葺きの緩やかな勾配の屋根と、周囲に廻らされた屋根より一段低い下屋(げや)が庭園とよく調和しています。

■観山亭湯殿
主屋の西に位置する浴室棟で、東から化粧室、脱衣所室、浴室の順に配置されています。化粧室は畳敷で、脱衣室は板敷、浴室は床中央を木煉瓦敷として大理石の浴槽を据えています。全体的に開口部を設けて庭に向けて開放的なつくりとなっていて、吉田五十八による秀作のひとつです。

照会先:生涯学習課
【電話】85-7601