くらし 『もしもの時』に備える 大雨対策
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- 発行日 :
- 自治体名 : 新潟県新潟市西区
- 広報紙名 : 西区役所だより「にし」 (令和7年6月15日)
近年、全国各地で「記録的短時間大雨」や「線状降水帯」による大雨での災害が相次いでいます。日頃からの備えが命を守るカギとなります。
この機会に家庭の防災対策を見直しましょう。
■ハザードマップで確認しよう
中学校区ごとの浸水想定図や避難所の位置など災害の知識が1冊にまとまっている「市総合ハザードマップ」をご存じですか。
ハザードマップを手元にご家族で災害時の行動を話し合いましょう。
お持ちでない人は、西区役所や西区内の連絡所・出張所で入手できるほか、市ホームページ(本紙の二次元コード)で確認できます。
また、「ハザードマップの見方」チラシを作成しました。ハザードマップを確認する際の参考にしてください。
■洪水発生のしくみ
洪水は、大雨による河川の増水により、堤防が決壊するか、川の水が堤防を超えるなどして起こります。
・大雨などにより川の水が堤防いっぱいまで増えると、堤防に水の圧力がかかり始めます。
・水が増え、水の力に堤防が耐えられなくなり、堤防の一部が崩れ始めます。
・堤防の崩れた場所は一気に広がり、勢いよく水が流れ出し、家に襲いかかります。
■避難行動を確認しよう
避難とは、「難」を「避」けることです。避難所に行くことだけでなく、安全な親戚・知人宅、旅館・ホテルへ避難することや自宅の2階など浸水しない場所にとどまることなども考えましょう。
■水害から避難しよう
・両手が空くリュックで、非常用持ち出し品は最小限にして、移動の負担をへらしましょう。
・傘や杖で足元の安全を確認しながら進みましょう。
・長靴は水が入ると動きにくいです。履きなれたスニーカーで避難しましょう。
■非常用持ち出し品・備蓄品
●非常用持ち出し品
□水
□食料
□懐中電灯
□電池
□携帯電話・モバイルバッテリー
□携帯ラジオ
□貴重品
□ごみ袋
□衣類・おむつ
□薬
□お薬手帳
※メガネや処方箋など自分専用のものは特に大切です。
●家庭用備蓄品
□水
□食料
□携帯トイレ
□卓上コンロ
□ガスボンベ
□生活用品
※在宅避難に備えて3日分(可能であれば7日分)を備蓄しましょう。
■災害情報を入手しよう
・にいがた防災メール
避難情報など、災害に関して緊急を要する情報をメールでお知らせします。
・新潟県防災ナビ
ハザードマップや避難所、河川水位など県内全域の防災情報を閲覧することができます。
・新潟市危機管理防災局公式Xアカウント
新潟市危機管理防災局の公式アカウントです。新潟市の防災情報などを発信しています。
・新潟市LINE公式アカウント
台風や大雨の水害に対し、一人一人の避難行動計画である「マイ・タイムライン」を作成できます。
■大雨に備えよう
▽砂入り土のうを配布します
令和6年能登半島地震により、道路側溝や宅地に被害のあった地域では、雨水の排水不良が想定されることから、梅雨時期に備え「砂入り土のう」を配布します。希望者は事前に問い合わせ先へ申し込みください。
配布場所:西区役所、黒埼出張所、黒埼市民会館、黒埼北部公民館
※配布した土のうは回収いたしません。
▽もしも、道路冠水したら
道路が冠水した際は、問い合わせ先までご連絡ください。小型ポンプを手配するなど現地の状況に応じて対応します。
問い合わせ:西区 建設課
(【電話】025-264-7661)
■もしものレシピ
災害時は断水で水道水が使えないことがあります。
最小限の水で調理でき、食後の洗い物が不要な「耐熱ポリ袋」を使ったレシピをご紹介します。
備蓄品をローリングストックする際、ご家庭でも作ってみませんか。
・ローリングストックとは
食品を消費しながら常に一定量を備蓄する方法です。
▽パックごはん
材料:
米1合
水180ml
(1)袋に米と水を入れて30分~1時間吸水
(2)空気を抜いて密封し、沸騰したお湯で30分湯せん
(3)そのまま蒸らして完成
▽パックカレー
材料:
カレールウ1片
水100~120ml
お好きな具
乾物(ひじき、切干大根など)
缶詰(鯖缶、ツナ缶、コーン缶など)
(1)材料をすべて袋に入れ、軽くもみ混ぜる(乾物は水で戻してから)
(2)空気を抜いて密封し、沸騰したお湯で20分湯せん
(3)ルウが完全に溶けていたら完成
・鯖缶と切干大根を入れました
・鍋底に着くと袋が破れます
・袋のまま食べると食器も汚れません
問い合わせ:西区 総務課 安心安全担当
(【電話】025-264-7120)