くらし 加茂市都市計画マスタープランを策定しました

■都市計画マスタープランってどんな計画?
都市計画マスタープランは、まちの将来像を示し、その実現に向けた計画を立てるための設計図です。計画期間20年という長期的な視点で、どんなまちを目指すのか、どこから始めるのかを示し、具体的な事業の指針として策定するものです。
地域別懇談会やパブリックコメントで市民の皆様の声をお聴きしながら、令和7年3月31日に策定・公表しました。
これから進行する人口減少・少子高齢化や社会インフラの老朽化、社会情勢の変化など様々な「都市づくりの課題」に対して、「都市の将来像」「都市整備の方針」「地域別の方針」を定めます。

■都市の将来像
加茂市の課題や加茂市総合計画の将来像(「笑顔あふれるまち加茂」)を踏まえ、加茂市の目指す「将来都市像」と「都市づくりの目標」を次のように定めました。

▽将来都市像
愛着と誇りを次代へつなぐ 居心地よく笑顔あふれるまち 加茂

▽都市づくりの目標
加茂市の将来都市像を実現するため、都市づくりの目標を次の4つに定めます。

目標1:持続的発展が可能なまちづくり
目標2:愛着と誇りを育むまちづくり
目標3:安全・安心なまちづくり
目標4:連携と協働によるまちづくり

■都市整備の方針
都市整備の方針は、将来都市像及び都市づくりの目標を実現するための市全体に係る基本的な方針です。市全体に係る都市づくりを以下の6つの分野に区分し、方針付けを行います。

▽土地利用の方針
市内を8つのゾーンに区分し、それぞれの特性に応じた適正な土地利用を推進する方針

▽市街地整備の方針
加茂駅や市役所周辺の中心都市拠点における賑わいを創出するための整備に関する方針

▽都市施設の整備方針
人口減少や激甚化する災害に対応するためのインフラや交通体系、公共施設の計画的な整備方針

▽自然環境の保全及び都市環境形成の方針
循環型社会・脱炭素社会を目指し、自然環境にやさしい持続可能なまちづくりの整備方針

▽都市景観形成の方針
自然環境や歴史・文化資源を活用したまちなみ景観の保全と活用に関する方針

▽都市防災の方針
災害に強い安全で安心な都市を形成するためのハード・ソフト両面の対策に関する方針

■地域別の方針
地域別の方針は、自然や文化などそれぞれの地域の個性や特徴を活かしながら、市民と行政が連携して各地域レベルで進める都市づくりの指針を示すものです。
地域の地形や歴史的、文化的、社会的、経済的な特性を踏まえ、「七谷」「加茂」「西加茂」「下条」「須田」の5つの地域別方針を策定しました。

▽須田地域
須田工業団地を核とした産業振興と快適な暮らしを確保した活気あふれるまち

▽下条地域
下条川の自然環境や地域資源を活かした発展と希望に満ちた住みよいまち

▽西加茂地域
都市と自然が調和した環境のなかで便利で快適な住環境が整った住みよいまち

▽加茂地域
加茂川の風情と商店街の賑わいが醸し出す住む人・来る人が居心地のよいまち

▽七谷地域
水と緑が美しい七つの谷の魅力を活かし人や地域の広域的な交流が盛んなまち

※都市計画マスタープラン本編、概要版は市ホームページで公開するほか、市役所建設課窓口、図書館、市内コミュニティセンターにてフルカラーでご覧いただけます。

問合せ:建設課都市計画係
【電話】内線215