子育て 佐渡市高校生議会(1)

SDGsへの理解と佐渡市の施策との関連性について学びを深め、身近な市の諸課題の解決に向けた政策提案を行うことにより、「佐渡を知り、愛し、誇りとし、社会的自立を目指す人づくり」を目指して、佐渡の未来について考える「高校生議会」を開催しました。

■羽茂高校
市内の街灯の設置状況は適切ですか?

■佐渡中等教育学校
若い世代の防災意識を向上させるために

■佐渡高校
少子化の今こそ、島内の地域同士で学びあいが必要!

■明誠高校
「デジタルバッジ」の活用を!

■佐渡総合高校
環境保全の工夫とは!

※詳しくは本紙をご覧ください。

■各校代表質問と答弁の一部をご紹介します
高校生議会の模様は、112ch(CNSテレビ)の特別番組で放送しています。ぜひ、ご覧ください!

◆羽茂高校 髙椿 愛奈(たかつばき あんな) 議員
街灯は、防犯や事故防止の面から地域住民が安心して暮らすために大変重要なものと考えます。
市において、街灯の設置基準または、設置計画などがあれば教えてください。また、昨年度新たに設置した街路灯や防犯灯の数を教えてください。街路灯や防犯灯の設置に当たって、地域住民からの設置要望に対する達成率を教えてください。近年、照明のLED化により電気代が抑えられるようになってきていますが、現段階での街路灯などのLED化の進捗状況を教えてください。また、災害時の大規模停電などでも点灯が期待できる太陽光パネル一体型の街路灯導入はされているのでしょうか。されていない場合、今後、導入の予定はあるのでしょうか。

◇答弁 渡辺市長
市が管理する街灯には、防犯灯と道路照明灯の二種類があります。防犯灯は市の設置基準に基づき、夜間、歩行者の安全確保を目的に、おおむね30〜100メートルの間隔で設置しています。道路照明灯は道路交通の安全を目的に交差点やトンネルなどに設置するものです。現在の設置数は、防犯灯が9298基、道路照明灯が177基で、昨年度は防犯灯を4基新たに設置しました。しかし、地域からの要望に対する実施率は5%にとどまり、これは、現行基準による防犯灯整備が令和元年までにほぼ完了しており、新たな設置の必要性が少ないためです。ただし、地域要望を受け、現地確認を行い危険性や必要性が認められた場合には、追加設置を行っています。
また、トキとの共生に向け、平成22年から全国に先駆けてLED化に取り組み、現在、防犯灯は97%、道路照明灯は68%がLED化されており、100%を目指して更新を進めています。太陽光パネル一体型街灯の導入は、塩害や積雪による故障リスクから、現時点では考えていません。
市はSDGsの観点から、自然共生や脱炭素の推進を行っており、本庁舎ではZEB構造によりCO2排出を抑え、防災拠点としての機能強化も図っています。今後も再生可能エネルギー活用を進め、脱炭素社会の実現に向け、率先して取り組んでまいります。

◆佐渡中等教育学校 山口(やまぐち) このこ 議員
私たちのグループでは、市民、特に若い世代の防災意識を向上させるためにはどうしたら良いか考えました。
特に近年多く発生している地震に対する防災意識向上が必要だと考えます。
市が主に学生などの若い世代の防災意識を高めるためにしていることはありますか。私たちのグループでは災害体験VRを市でも作ることを提案します。具体的には、小中高校で総合的な探究の時間などを活用して学区内の写真を撮影し、その写真を組み合わせてVR映像を作ることです。VR映像で実際に家や塀が崩れる、津波が来るなどの起こり得る危険を見ることができれば、災害に対する意識が高まるのではないでしょうか。

◇答弁 渡辺市長
防災意識の向上について、皆さんの取り組みや視点は非常にすばらしく、全国のアンケート調査でも、若い世代は防災の重要性は理解している一方で、防災に関する知識が比較的低いという傾向が出ています。大きな災害が続く今、若い世代が「自分だったらどうするか」と考えることは非常に大切です。市では小中学校での避難訓練をはじめ、市民や企業、関係機関と連携した佐渡市総合防災訓練を実施しています。また、全世帯へのハザードマップ配布や、地域ごとの防災リーダー育成、地域防災訓練にも取り組んでいます。
今後は、学校や地域を通じて、小中高と年齢に応じた形で防災に参加し知識を身につけてもらうことが重要だと考えています。皆さんから提案のあったVRについても、「百聞は一見にしかず」のとおり、災害を可視化する有効な手法であり、AR技術を活用した疑似体験もすでに一部地域で実施しています。今後もデジタル技術の活用を検討しながら、皆さんの提言を踏まえ、防災意識と知識の向上に取り組んでまいります。