文化 文化財あれこれ[9]

■重要無形文化財「小千谷縮・越後上布」の技と歴史(2)
越後上布は苧麻(ちょま)が原材料の麻織物ですが、いつから作られていたのでしょうか。塩沢地区で発見された約2千年前の来清東・西遺跡(弥生時代)からは糸に撚りをかける道具「紡錘車(ぼうすいしゃ)」が出土しています。どのような布を織っていたかは分かりませんがこの頃には機織り技術はあったようです。
奈良時代のものとしては奈良県正倉院に「越後国から納められた」と墨書がある麻布が現存しています。これは天平勝宝年間(749-757)東大寺で行われた仁王会で屏風袋として使用されたことがわかっています。その後、平安・鎌倉・室町時代を通して、さまざまな文書に越後国内で麻布の生産が多かったことや高品質だったことが書かれています。
戦国時代、上杉謙信・景勝が礼品として麻布を他の武将へ数多く贈っています。また直江兼続は苧麻の栽培と苧麻を繊維化した「青苧(あおそ)」の生産を奨励し、重要な財源となっていました。布の生産は魚沼地域を代表する重要な産業だったのです。

問合せ:社会教育課 文化振興係
【電話】773・3756

■越後上布体験講座参加者募集
日時:2月28日(土)午後1時~4時
会場:塩沢織物会館
費用:
市民 1,000円
市外在住 3,000円
内容:越後上布の糸づくり、絣くびり、いざり機織り、雪ざらしなどの体験
※天候等で内容は変更・中止する場合があります
定員:50人(先着順)
申込期間:1月13日(火)~2月12日(木)

問合せ・申込み:社会教育課 文化振興係
【電話】773・3756