スポーツ 第20回春中ハンド 連覇達成!西條中学校男子ハンドボール部
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- 発行日 :
- 自治体名 : 富山県氷見市
- 広報紙名 : 広報ひみ 令和7年5月号
第20回春の全国中学生ハンドボール選手権大会が能登半島地震の影響により2年ぶりに氷見市で3月25日に開幕し、26日から29日まで熱戦が繰り広げられました。
富山県代表の西條中学校男子が、男子では大会史上初の2大会連続優勝を飾りました。
西條中学校男子は、1回戦シードで2回戦から登場し準決勝まで順当に勝ち進み、決勝は初出場のGHR(群馬)との対戦となりました。
試合は、一進一退の攻防が続き、同点のまま迎えた後半残り5秒。西條中・山本士(やまもとつかさ)選手が優勝を決める決勝ゴールを挙げ試合終了。市民やチームの関係者で埋まった会場は歓喜に包まれました。
試合終了後、大嶋監督は「強くなった。全員で頑張った勝利」と選手を称え、主将の茨木颯介(いばらきそうすけ)選手は、「応援してくれた皆さんに感謝したい。地元で優勝できたことが嬉しい」と語り、今後の目標として夏の全国中学校体育大会で優勝し、春夏二冠を掲げていました。
[戦績]
2回戦…35-22 三松(宮崎)
3回戦…36-19 山梨北(山梨)
準々決勝…41-23 HC千葉Jr.(千葉)
準決勝…27-23 麻生(茨城)
決勝…25-24 GHR(群馬)
■女子 西條中学校(県代表)
3年連続出場の西條中学校女子は、初戦は序盤からリードし、コートプレイヤーの全選手が得点して勝利し、2回戦も危なげなく勝ち進みました。3回戦で仲西(沖縄)と対戦し、前半はリードして折り返すも後半惜しくも逆転され、目標としていたベスト8入りを逃しました。
今大会でチームを離れることとなった大道監督は、試合終了後、「西條らしい試合ができた」と語り、その後選手一人ひとりと握手を交わし、選手は今後の飛躍を誓いました。
[戦績]
1回戦…39-10 立命館守山(滋賀)
2回戦…44-9 ブルーム(山形)
3回戦…30-33 仲西(沖縄)
■男子 北部中学校(開催地代表)
今年はチームスローガンに「ジャイアントキリング」を掲げ、強いチームに対しても立ち向かっていこうと練習してきた北部中学校男子。初戦は、優勝候補の一つに挙げられていた東久留米西(東京)との対戦となりました。相手の素早いパス回しから、得点を重ねられましたが後半は粘り強い守備から、立て直し、最後まで戦い抜きました。
春中ハンドで得た経験と悔しさを糧に、夏の大会に向けて気持ちを新たにしていました。
[戦績]
1回戦…20-29 東久留米西(東京)
■女子 十三・南部中学校(開催地代表)
初出場を果たした十三・南部中学校女子。合同練習ができる日が限られている中、チームワークを磨き大会に臨みました。
1回戦シードで2回戦から登場し、初戦は大量得点で勝ち進みました。3回戦は安芸高田HC(広島)と対戦しました。序盤から連続得点を許し、主導権を握られる展開に。後半は攻撃のリズムを速め、点差を縮めようとしましたが、それも及ばす敗退となりました。
チームは、この悔しさを力に変え、夏の大会での躍動を決意していました。
[戦績]
2回戦…39-22 那賀(和歌山)
3回戦…19-38 安芸高田HC(広島)
■会場の外でも熱戦!
春中ハンドの名物と言われている交流試合が6年ぶりに開催されました。試合に負けても他のチームと練習ができ、選手の経験を積めるため、多くのチームが参加し、本戦さながらの白熱したプレーをしていました。参加チームの関係者からは、「再開してくれて嬉しい。県外チームと試合をすることがなかなかできないため貴重な機会。今後も続けてほしい」との声が聞かれました。
また、今大会は観客制限も撤廃し、会場では多くの観客が選手たちを応援する声で会場は熱気に包まれていました。