文化 文化となみ第181号(令和7年12月号)(2)

砺波市文化協会は、加入団体の連絡提携と組織化に努めます。

■県外研修報告(9月4日～5日滋賀県)
今年度の県外研修は、一泊二日で滋賀県を訪れました。
一日目は、映画「国宝」のロケ地にも使用されたびわ湖大津館で昼食の後、坂本城址と比叡山延暦寺を視察しました。
二日目は、佐川美術館と安土城天主・信長の館を視察の後、近江八幡市の街並みを散策しました。
台風15号の影響が心配されましたが、幸い大きな雨にもあわず、予定通りの行程で無事行ってくることができました。

■[公開講座]「俳句をはじめませんか」を受講して
令和7年度文化協会公開講座「俳句を始めませんか」(7月26日から9月7日までの四回シリーズ)を受講されたお一方から感想をご寄稿いただきました。

今年より中野地区の「みなかみ句会」に加えていただき、俳句の決まりごとが少しわかりかけてきたところ、本講座の受講を勧められました。
本講座は四回ありましたが、最も勉強になり楽しかったのが句会における語り合いです。自分の思いを十七音に表す難しさはもちろん避けられませんが、語り合ううちに作者の喜びや悲しみ、自然のとらえ方、家族への思いなどが伝わり、俳句に対する自分の見方やとらえ方が広がっていくように感じました。また、上句と下句を入れ替えたり、助詞を一文字変えたりするだけで作品の「深み」が全く違ってくることがわかり、感動しました。
最後になりましたが、砺波市俳句協会、文化協会事務局の皆様には大変お世話になり、心より感謝申し上げます。今後も俳句に親しみ、次世代に俳句表現の良さを伝えていければと思います。
(中居利幸　記)

■第40回観月会
中秋の名月の10月6日に、恒例の「観月会」を砺波市文化会館多目的ホールで開催しました。
当日は、あいにくの曇り空で残念ながら月を見ることはできませんでした。観月会では、砺波市松風会・渋川流剣詩舞道剣楓会の皆さんによる詩吟と舞を楽しんだ後、短歌、俳句、前句の発表が行われ、和やかな懇親会へと移りました。
また、藪内流の皆さんによる香合コレクションも展示されました。短歌、俳句、前句の主な発表作品は次のとおりです。
※詳細は、本紙P.27をご覧ください。

■文芸作品集『散居の里』39号を販売します