くらし いつ、どこで、起きるか分からない災害に備えて要チェック!津波・洪水ハザードマップ

昨年の能登半島地震をはじめとして、近年は全国各地で洪水、土砂災害、地震などの被害が多く発生しています。各種自然災害が発生したときには、どこが安全な場所で、どこに避難すれば良いのか事前に把握しておくことが大切です。
今回、市が作成したハザードマップを活用して、家族や地域の皆さんと、自分の命は自分で守る行動ができるようにしておきましょう。

■津波ハザードマップ
津波ハザードマップは、広報ななお5月号と合わせて全戸配布しています。
令和5年に、県が津波災害警戒区域の指定を行ったことで、浸水の区域と水深が見直されたため、内容を更新しました。今回は、市内を5つのエリアに区切りました。
(1)御祓・西湊・袖ケ江・矢田郷・東湊・崎山
(2)崎山・北大吞・南大呑
(3)石崎・和倉・西湊・田鶴浜
(4)中島
(5)能登島
※徳田地区、高階地区は津波の影響がないため、作成していません。

▽津波災害警戒区域とは
最大クラスの津波が発生した場合に、住民などの生命または身体に危害が生ずるおそれがある区域で、津波による人的災害を防止するため、津波から「逃げる」ことができるように、警戒避難体制を特に整備すべき区域として県知事が指定するものです。
津波災害警戒区域の指定範囲は、既に公表している津波新想定区域と同じ範囲です。

▽津波避難の心得
津波が来たら、指定避難所ではなく、より高く遠い安全な場所(地域で決めた津波一時避難所など)に避難することが大事です。

▽津波ハザードマップの見方
・表紙などの情報面部分には、災害に関係する情報収集の方法などを掲載した「災害情報」や、避難の際に心掛けておく情報を掲載した「津波避難の心得」のほか、過去に起きた津波の出来事を掲載したページなど、津波への認識を深めるものにしています。
・地図面には、エリアごとに津波一時避難場所の位置と海抜を掲載したほか、指定避難所などは一覧表の番号で示しています。
・津波の浸水範囲と水位の高さは色分けしています。お住まいの地域の状況を確認しておきましょう。
※図1

■洪水ハザードマップ
洪水ハザードマップは、広報ななお6月号(本号)と合わせて全戸配布しています。
市では、市内を流れる小規模河川21河川と、令和2年に公表した水位周知河川3河川を合わせた、全24河川のハザードマップを作成しました。対象となる河川の浸水域が重なる部分は、浸水深の高い部分を優先して公表しています。
なお、今回は、市内を6つのエリアに区切りました。
(1)御祓、西湊、袖ケ江、矢田郷、東湊、徳田
(2)崎山、北大吞
(3)南大吞
(4)高階、石崎、和倉、田鶴浜
(5)中島
(6)能登島

▽洪水避難の心得
洪水が起きてから避難すると危険性が高まるので、気象状況などを確認しながら、洪水が起きる前に早めに避難することが大切です。

▽洪水ハザードマップの見方
・表紙などの情報面部分には、災害に関係する情報収集の方法などを掲載した「災害情報」や、大雨に伴う気象情報の具体的な内容、大雨に伴う洪水時の避難判断の目安を掲載したページなど、洪水への認識を深めるものにしています。
・地図面には、エリアごとに指定避難所や指定緊急避難場所を掲載しています。
・洪水の浸水範囲と水位の高さは色分けしています。お住まいの地域の状況を確認しておきましょう。
※図1

「自分の命は自分で守る」ための準備を、今一度、一人一人が意識し行動することが大事です(自助)。
ハザードマップの確認だけでなく、非常用持出袋や緊急連絡先、危険箇所の確認など、日頃の備えをしておくことが大切です。
この意識を地域内で共有し、協力しながら行動することで、地域の命を守ることにもつながります(共助)。

問合せ:危機対策課
【電話】53-6880