- 発行日 :
- 自治体名 : 石川県七尾市
- 広報紙名 : ななおごころ 広報ななお 令和7年(2025)8月号
■トヨタコミュニティコンサート~音楽で心に元気を~
・6月1日(日)場所…高階地区コミュニティセンター
丸の内交響楽団による復興応援コンサートが行われ、約250人がバイオリンやフルートなどの生演奏を楽しんだ。
コンサートは音楽で笑顔を届けようと企画されたもので、「上を向いて歩こう」や「アイネクライネナハトムジーク」など聞きなじみのある曲が披露された。来場者からは一曲ごとに大きな拍手が送られ、会場は笑顔でいっぱいとなった。
同楽団の下里猛雅代表は「元気を届けたいと演奏したが、逆に元気をいただいた」と話した。
■市内美術館2館に新館長が就任~震災からの再開に向けて~
・6月2日(月)場所…七尾市役所
七尾美術館の館長に金沢学院大学名誉教授の東四柳史明さんが、能登島ガラス美術館の館長に作家の出﨑哲弥さんが就任し、委嘱状が交付された。
東四柳さんは能登畠山氏の研究のほか市文化財保護審議会の会長を務め、出﨑さんは美術科担当の教員として平成29年3月まで勤務した経歴がある。
茶谷市長への就任あいさつも行われ、東四柳さんは「思いがけない大役だが、少しでも役立ちたい」と、出﨑さんは「新しい可能性に目を向けていきたい」とそれぞれ話した。
■七尾市小学生連合運動会~記録突破を目指して~
・6月4日(水)場所…城山陸上競技場
市内10校の小学6年生が連合運動会に参加し、100メートル走、走り幅跳び、400メートルリレーの3競技に一生懸命挑んだ。
田鶴浜小学校の川石煌斗(きらと)君は100メートル走と走り幅跳びの2種目、吉村統伍君と尾ケ㟢七珠(ななみ)さんは100メートル走で標準記録を超える結果を残した。男子リレーでは、同校の川石君、吉村君、山本爽士君、山口蒼介君のチームが標準記録を超えた。
競技場では、観覧の保護者たちから児童への声援が飛び交っていた。
■ゆーりんピック2025美術展入賞報告~受賞を今後の励みに~
・6月9日(月)場所…パトリア
高齢者の積極的な健康づくりと生きがいづくりを目的に開催された「ゆーりんピック2025」の美術展で、米田外美さんと谷口輝雄さんが入賞した。
米田さんは「富士山と茜雲」で洋画部門の銀賞を受賞し、10月開催の「ねんりんピック岐阜2025」に推薦される。谷口さんは出品者の中で最高齢の男女各1人に贈られる最高齢者賞を受賞した。
米田さんは「子どもの頃から富士山が好きなので描いた。受賞できてうれしい」と、谷口さんは「受賞を励みに続けて頑張っていきたい」と話した。
■子どもロケット教室~夢があれば何でもできる~
・6月9日(月)場所…能登香島中学校
小説「下町ロケット」のモデルとなった植松電機の代表取締役社長である植松努さんが講演を行い、夢を諦めない気持ちや助け合いの大切さを全校生徒に伝えた。
植松さんは「成果を得るためにあの手この手でやり続けることが大切」と語り掛けた。講演後、3年生60名がロケット製作の授業で生徒同士助け合いながら製作に励んだ。
石坂糸さんは「講演を通して、夢は抽象的なものであっても良いという印象を持てた」と話した。
■100歳のお誕生日おめでとうございます~米田しかゑさん~
・6月25日(水)場所…養護老人ホームあっとほーむ若葉
珠洲市で、6人きょうだいの長女として生まれたしかゑさん。結婚後は七尾に住まいを移し、夫と一緒に食堂を営んでいた。好き嫌いせず何でも食べ、大病も患うことなく健康に暮らしてきた。
現在は養護老人ホームに入所しており、デイサービスを利用するなどしながら、毎日を穏やかに過ごしている。
市からお祝いの花かごを受け取ったしかゑさんは、「お祝いをしてもらえてとってもうれしい。ただただありがたい」と喜んだ。
■全日本最強決定戦2025優勝報告~初出場での快挙~
・6月25日(水)場所…七尾市役所
石崎小学校5年の石倉那智君が、フルコンタクト空手の全日本最強決定戦2025での優勝を、茶谷市長に報告した。所属する武奨館吉村道場の吉村裕館長が同行した。
出場したのは競技歴がおおむね2年以下の選手がエントリーする初心小学5年男女混合の部で、決勝では上段蹴りを決めて初出場での優勝を果たした。
親子で週3回の稽古に励んでいるという石倉君は「すごくうれしかった。どんな大会でも優勝を目指していきたい」とさらなる活躍を誓った。
■石崎奉燈集会~石崎を盛り上げる新企画~
・6月26日(木)場所…石崎小学校
8月に行われる石崎奉燈祭を前に、全校生徒137人が参加し、地元愛を深めた。この集会は、子どもたちが地元を愛し、地域の伝統行事への関心を深めることを目的に、初開催された。
集会では、奉燈祭クイズや太鼓クラブによる発表、奉燈担ぎ体験が行われ、子どもたちは「サッカサイ」と掛け声を上げるなど、盛り上がりを見せた。
6年生の岩永煌(ひいろ)君は「初めて担いだ奉燈は重くて驚いた。大きくなったら自分も奉燈を担ぎたい」と話した。